「意表を突く展開。運も味方に変える男の策略。」エンド・オブ・トンネル 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
意表を突く展開。運も味方に変える男の策略。
【賛否両論チェック】
賛:突然訪れた千載一遇のチャンスに、全てを賭けて挑む主人公の姿と、彼を取り巻く不思議な人物達が織り成すサスペンスに、観ていて何故かハラハラさせられる。意外な展開で進むラストもステキ。
否:やや都合よく行きすぎる展開はご愛嬌か。
娘との記憶が忘れられず、冴えない暮らしをし続けていた主人公が、降ってわいたチャンスに賭け、命がけの大勝負を仕掛けるまでが、“壁の向こうの銀行襲撃計画”という面白い標的を通して描かれていくのが、なんとも不思議です。
そんな主人公には、謎めいた美女とその幼い娘という、これまた不思議な同居人が寄り添い、計画はますます先が読めなくなっていきます。劇中で語られる、
「最後は運か女で決まる。」
という言葉が、妙にリアリティを持っていくのが印象的です。
意表を突くラストの展開も見事なので、是非ご覧になってみて下さい。
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