ペット 檻の中の乙女のレビュー・感想・評価
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途中から予想できない斜め上の展開に
立場が逆転して女の方が怖くなってくのが面白かった。檻の中にいるのに心理作戦で男を追い詰めて行くのが賢いなぁ。最初は男がやべー奴だったのに、終盤は女に翻弄されてオロオロしちゃうのが可哀想になってくる。
最終的に女は殺しの衝動を抑えられるようになってるし、結果的に男のやったことが活きてるな。女的にはハッピーエンドなのか。監禁ものというより究極のセラピー映画だったわ。
Amazonプライム視聴、普通に面白かった
前半は割とドキドキ楽しめましたが、後半からはオチが読めてその通りに進んでいく感じでした。
解体シーンとか指を切り落とすシーンはグロかったので、目をつぶってグロイシーンが終わるまで待っていました。
最後、監禁していた殺人鬼の女の人の交渉に引っかかって、逆に監禁されるけど、
初め、監禁した男の人は
殺人鬼の女の人のこと好きやったしその女の人と一緒に居られて、幸せっていう感じなのか?
その男の人が、殺人ばっかりする女の人を
やめさせたい。救いたいと言う理由で監禁していて
どちらもサイコパスだから、サイコパスの気持ちはわからないなと思いました。
物語がスラスラ進んでいくので、わかりやすく楽しめました。
鮮やかなタイトル回収
違和感を残しながら展開するストーリーなので、あれこれ妄想を巡らせつつ見られて楽しかったです。
紆余曲折のすえ、ラストシーンで原題のPETを感じさせる様は興奮しました。客観的な構図としては男が飼われているけど、精神的には女が自分を愛(玩)されている意識で救われていて、いい関係性だなと思いました。
男が美女のストーカーとなり、檻に監禁する話だが、美女が強い殺人鬼だ...
男が美女のストーカーとなり、檻に監禁する話だが、美女が強い殺人鬼だったため、返り討ちにされてしまう。
恐らく、男が犯罪者と見せかけて、美女の方がやべーヤツだった。という見せ場を描くために作られた映画だ。
その種明かしが終わってからは蛇足だったかもしれない。
もっとバイオレンスな展開に期待していたが、ほとんど無かった。
サスペンスが好きな人にオススメです。
タイトルはミスリード
前半は、女を監禁した男のサイコっぷりがよく描けているが、後半は一転して、監禁された女がそれを上回るサイコだったことがわかる。最後、立場は逆転する。
ペットとして拉致したわけではないから、タイトルはミスリードだ。
ストーリー的には、もう一捻りあればよかった。また、全体的にあっさり感があって、細部の詰めの甘さが、スリルを減じている。
あと、もの足りなさが残るのは何故か。役者の存在感が不足? 設定がとってつけたような感じになってしまうのを補う存在感が欲しい。
なるほどそうくるか
LOTRのメリーがこんな非道なコトをッッ・・・!
という印象がどうにも抜けないので、そもそもニヤつきながら見てしまった。とてもナチュラルかつピュアな『思い込み救済野郎』なキャラクターが、最初はキモいが少しずつ好感が高まって良き良き。
檻にブチこまれた女が乙女っちゅーかもうシリアルキラービッチで、すぐさま男と対等な立場に立ち、手玉にとってゆく過程は展開が単純になりがちなスリラー映画としては異色でとても面白いけれど、女がこれまで捕まってない事に違和感を隠せなくて、作り込みが足りないからなのか、展開は良いがチープさが目立つ。映像が非道でグロい分、そういった安っぽさはどうにもテンションを下げる一面があるような・・・。
何とも切ない気持ちになってしまうラストに注目!
レクター
よくある監禁モノとは全く違い、予測不能の展開。「君を救いたいんだ」という言葉がなぜだか不自然に思えたのに、ホリーがサイコキラーだったという驚愕の事実。いやまて、彼女は小説家志望なんだぜ?全くのフィクションかもしれない・・・。しかし、ホームレスに火をつけ焼死させていた現場をセスは目撃していたのだった。愛がどうのこうの語るシーンは興覚めだったけど、多分童貞男のセスには丁度よかったのかもしれません。また、自分の指を切り落として愛を得ようとするのは彼自身が監禁することで憔悴しきっていたのかもしれない。恐ろしいのはそんな純粋男を手玉にとり、結局は逆に監禁する大逆転な発想には感服。途中、ホリーがハンニバル・レクターにしか思えなかった。
Insane(インセイン)てローマ字だと『陰惨』だな
ホラー映画の作品である今作は【未体験ゾーンの映画たち】という日本未配給の映画を上映するというプログラムの中の一作。
エロ要素が入ってるということだったので、観てみたのだが、やはりハリウッド、その辺りは規制が厳しく濡れ場等は皆無で、あくまで拉致監禁という暴力性をフェティシズムと捉えれば一部の好事家にとっては美味しいネタなのかもしれないが・・・
ストーカー男が掴まえた筈の女はとんでもないサイコパズでシリアルキラーだったという逆転のプロットが作品のキモなのだが、その鍵は『愛情で詐欺』という古典手法。途端に主従が逆転する辺りは、谷崎潤一郎『痴人の愛』のプロットに通ずるが、こっちは無理矢理拉致だから、チョット違うかな?まぁでも、檻の中での狂気を表現する女の様は、映画とはいえ悪寒が走る位の冷静沈着ぶりだ。ラストシーンの親友を実は飼っていたという件は、まぁ恐怖を補完する気持ちでの演出なのだろうが、恋人を殺さないという所の狂気をもっとシーンとして深く突き詰めて欲しかったとは思うのだが・・・
職場で飼うというちょっと都合の良いシチュエーションは安っぽく感じたが、ホラー映画なのだから仕方ないとしようw
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