ムーンライトのレビュー・感想・評価
全292件中、41~60件目を表示
ブルーに見える
いい映画だった気がする(3.12点)
何回もスルーして、ついに見た!
ポスター最強すぎない?このポスターのデザイナーってマジ全部ヒットしてないか?
と映画についてだが、総じてクオリティが高かった気がします。
映画としてかなりまとまってました。
なんかいいなあと思ったのは、「主人公の周りにいる人々の豊かさ」のおかげだったのではないでしょうか?
・悪すぎないガッツのある親分
・めっちゃいいお姉さん
・そして石焼き芋焼いてそうなケビン
この三人と薬中マザーと主人公
総じて良かったですね。
美味しそうなご飯、月や海、カラフルな服、そして風と黒人
なんか映像がきれいだったなと思います。
また同性愛もテーマになっているけど、そこまでドロッとしておらず、あっさり系だったので目を背けず見れたかなと。
てか成長してマッチョになりすぎーーーー。
個人的にはマッチョ時代の主人公が一番見ていて好きだったなと。
映画としては良かったが、個人的に何回も見たいかといえばもういいかなと言う感じなので
3.12点です!!!!ただ、評価は高いのがうなずける映画でしたね
優しさと弱さ
アカデミー賞作品
映像としては素晴らしい。期待のA24だが、
久しぶりに超純愛映画を観た
抑えた表現に疼く興奮
A24はいい作品が多い
みんな違ってそれでいい
枠にはまらない
孤独な魂の止まり木
鳥肌が立った。
素人が撮ったのかと思うような映像で始まる。
『シティ・オブ・ゴッド』のUSA版かとも見まがうが、
次第に、その繊細な映像・語り口に惹きこまれていく。
暴力的な、先のない社会の中に隠された繊細な想い。
お互いの想いを確かめながら、踏み込めぬ、そして近づいていく関係。
「月明かりの中で~」あぶりだされる想い。
息をひそめて見守りたくなる。
リトル。
高校生のシャロン。
ブラック。
風貌も何もかも似ていないのに、そこに、”シャロン”がいる。
その風貌・物腰の変わりように、環境から受けるものの大きさにやりきれなさを感じつつ、
「自分が何者であるかを他人に決めさせるな(思い出し引用)」の言葉の重さをかみしめる。
それぞれの役者をキャスティングした監督の才覚に喝采。
心を閉じつつも、ファンやテレサ、ケビンを縋りつくように、疑うように見つめるリトル。
諦めきっているけれど、心を殺さずにいろいろな思いを抱える高校生のシャロン。
ファンと同じ格好で、ファンと同じ王冠を車に乗せて、日々の暮らしを行うブラック。
だが、ケビンと相対するときの、その時々の表情が愛おしい。
そんなシャロンを追っているだけなのに、心の奥底が打ち震えてくる。
売人でありながらの苦悩、わが子への愛にも似た愛情をこれも繊細に表現したアリ氏。
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』『ベンジャミン・バトン』でも温かい父を演じておられた。
でも、私は、ハリスさんにも賞を献呈したい。
そんな役者の妙技を彩る、色彩の映像。ある場面はくっきりと、ある場面はしっとりと。ある場面はまがまがしく。
そして、ここにこの音楽を合わせるかというセンス。
ファンとの楽しい水泳教室には、不協和音にも似たバイオリンの音色。
母との苦しい再会の後の『ククルククパロマ』
他にも、他にも。
カーウァイ監督の『ブエノスアイレス』にオマージュを捧げたと聞く。
でも、私は、間の取り方とか、なぜか『BIUTIFUL ビューティフル』を思い出す。
『ブエノスアイレス』のように、激しい激情に翻弄された二人の関係性に心がキリキリするというよりも、
『BIUTIHUL』のように、静かに静かに、地下の水脈のように激情が心の奥底にたぎっていくような味わい。
そして、当たり前のことにも気づかされる。
白人にも、ポーランド系とか、スコットランド系とか、ラテン系とかいるように、
黄色人種にも、日本人もいれば、チャイニーズとかコリアンとかいるように、
黒人も、ルーツはアフリカでも、アフリカ系もいれば、キューバ系もいる。
派手な映画ではない。一見わかりやすそうで、人物のささいな表情を読み取っていかないと、何の面白みもない。
だけど、
こんな詩的で繊細で、地味でありながら、映画でしか表現できぬ余韻を味わえる映画が評価されるなんて、USAのアカデミー賞も捨てたもんじゃない。
人生の生き方
全292件中、41~60件目を表示















![[#D2TV]](/dbimages/profile/613830/photo_1585465394.jpg)
