散歩する侵略者のレビュー・感想・評価
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**は地球を救うって・・・^^;
冒頭のスプラッターからどんだけ面白くなるねん!?思わぬ当たり作品かと期待するも・・・・
アングラな小劇団の舞台なら延々と睡魔で戦いながら寝落ち確実zzz
長澤まさみちゃんのナチュラルな可愛さと長谷川さんの踏ん張りで、なんとか半落ちしながら鑑賞^^:::
最後いきなり・・・キョン2登場
そして、愛は地球を救うって結末な☆2.2
侵略者の目的は人間の頭の中
人間とは何か?
これは侵略者とド派手なシーンでバンバン撃ち合ったりとかそういうことはほとんどありません。あとサスペンス的な要素も冒頭以外、ほとんどありません。たまに銃撃戦がスパイス程度に添えられているくらいで、大筋は「人間とは何か?」「何が人間たらしめているのか?」とテーマに描かれたヒューマン(&侵略者)ドラマです。
ストーリーは省略しますが、映画らしい映画です。鑑賞後は何とも言えない感傷に包まれました。クレジットも短いので、ラストシーン終わった後、心の整理がつかないまま明るくなった感じでした。
おもな見どころというか考えさせられどころは2か所、長谷川がスーパーの駐車場で演説するシーンと、長澤まさみと松田龍平による最後のやり取りから終わりまでのシーン。全員のキャラが非常に独特だったということもあって、中々に心に残りました。
惜しむらくは説明不足な点がいくつかあったところ。映画自体は長い方なので、これ以上は仕方ないかなとは思いますが、いくつか未消化な部分は残りました。原作読めば分かるのかな?
とりあえず、個人的には良かったと思います。ある程度の人生経験を積んでいないと理解できない大人向けですね。
「○○とは何か?」
宇宙人が地球のことを学ぶときに「概念」を奪うのね。そうすると奪われた人は、その概念を喪失しちゃうの。
「家族」の概念を奪われると家族と他人行儀になるし、「所有」を奪われると「もう戦争なんてしなくて大丈夫」となり、「仕事」を奪われると子供に戻って、「敵」を奪われると「みんな友達だよね」になるの。
これって「○○とは何か?」に答えてるんだよね。「○○とは何か?」っていうのは哲学だから、哲学的問に脚本家は答えてんの。「どうやって答えるのかな?」って観てる途中から興味はそこに集中したな。
こういう話をうまく捌く黒沢清監督はすげえなあ、意識して他の作品も観てみよと思った。
役者さんはみんな演技いいのね。長澤まさみは特に表情だけで全部伝えてくるからすごい。長谷川博己は予告編では「なにこの下手な演技?」と思ったけどそういう役なのね。
恒松祐里は予想通り良かったなあ。悪者の役だけじゃなく、正統派ヒロインとかもやらないかな。前田敦子も「いいかも」と思ったよ。
ストーリーの中で、長谷川博己が最後に人類裏切んだけど、あれって「俺は誰にも必要とされてない!」ってのが前フリにないとだよね。そんな自分が宇宙人には必要とされたから「俺が必要なんだろ」って裏切るんでしょ。
長澤まさみが松田龍平を抱きしめて「私はこれで十分だから」ってやるところは「人類が滅びてもあなたがいればいい」ってことで、良かったなあ。
そこから最後に「愛」を奪いにいくけど、「愛とは何か?」は明確に答え出せてないんだよね。奪われた瞬間とその後の長澤まさみから想像するんだけど、ここは前川知大といえども含みのない答えは出せないんだろうなと思った。
話は面白いし、役者さんみんな達者だし、演出も面白いから、観た方が良いよ。
舞台脚本の映像化の難しさ
原作が「舞台脚本」だと知って
劇場に観に行った、
そのせいか・・・。
終始「舞台演劇」の香りを
感じてしまった。
すごく面白い脚本だと思う。
舞台という限られた演出しかできないところで
おそらく「会話劇」だったろう今作を
そもそも「映像」にする必要があったのか?
ずっと引っかかりながらの鑑賞だった。
漫画やアニメの実写化が難しいのは
今やキュウソネコカミの歌にもなっているが
舞台の実写化も同じく難しいのかもしれない。
キャストは良かったと思う。
松田龍平はハマってた。
こういう役が似合ってた。
そもそも感情のない役が多い。
うってつけだと思う。
長澤まさみ。
いつの間にこんなに人妻役が
似合う女優さんになったのだろう。
いい歳の重ね方だなぁ。
あと、個人的には
笹野高史さんが良かった。
さすがベテラン。
映るだけで画面が引き締まる。
観て損はないが
サービスデーでもいいかな
少しずつズレていく現実
最高
怖い!乗っ取られる!!
主人公鳴海を演じる長澤まさみがとても良かった
突然夫が別人となり僕は侵略者だなんて言われたら
妻はいいたいどうしたらいいのだ!!
宇宙人と化した夫を嘆きながらもイライラしながらも
懸命に夫と向き合おうとする姿に感動しました
夫演じる松田龍平は相変わらず 同じようなキャラで
笑えましたが 無表情なのに気持ちが伝わってくるのには
毎度 毎度 彼は凄いと思ってしまいます
ジャーナリストと2人の宇宙人の話も面白かった
ジャーナリスト演じる長谷川博巳が街中の人に向かって
「見ぬふりをしているのではないですか?」と言う問いが
心にささりました
日本や海外今や色々問題がある中 私たちは見ぬふりを
してはいないか?
宇宙人役の高杉真宙もいつのまにやら背が伸びて
顔も長くなって今まで以上にかっこよくなっていて
嬉しかった!!
この映画は
昔 テレビでやっていた「ウルトラQ 」を思い起こさせるような
不思議なSF作品でした
☆☆☆★★ 原作未読。 映画は長澤・松田コンビのパートと、長谷川博...
☆☆☆★★
原作未読。
映画は長澤・松田コンビのパートと、長谷川博巳パートの話の2っに別れる。
長谷川博巳の話は【言葉の概念】について…とゆうざっくりとしたモノ。
それに対して、長澤・松田コンビは【愛の概念】とゆうはっきりとしたモノについて。
この2っの流れが合体した時に、宇宙人による地球侵略が始まるとゆう話。
但し2っの概念についての、はっきりとした実体は無い!
概念を奪い合うとゆう長谷川博巳の話は。どこか地球上に起こっている紛争レベルの、比喩になっているのか?と、言えなくも無い…と感じる。
対する長澤・松田の話で語られる【愛の概念】も実体は無い!
無いのだが、地球上には男女の2種類しか存在しない。それゆえに単純で有りながら、誰にもその本質を見抜く事は出来ない。
本質…本質!…そう本質だ?
真面目にレビューを書こうとすればするほど、この作品には相応しく無いし。大体監督である黒沢清自体が、どこまで真面目に撮っているのか?すら怪しい。
何しろ、長谷川博巳の話などは。映画が進めば進むほど、どんどんとドタバタ喜劇に向かって行くのだから。
「今、笑うところだよなあ〜?」の連続で、どうして良いのやら悩む事しばしば。
だから尚更作品中に長澤まさみの言うセリフが真理の様に思えて来た。
「宇宙人なら大量殺人すれば!」
「宇宙人なら50年くらい待てないの?」
この後に名セリフと言える…。
「あ〜あ! ◯んなっ◯⚪︎ったな〜!」
が聞ける^_^
そう!愛とは、相手の全てを受け入れられる広い心を持ち。相手のする事を理解できる、優しい心を持つ事でも有る。
自分の自我を捨て。相手の立場を第一に考える。
その気持ちこそが【愛の概念】へと近づいて行く。
長澤にとっての【愛の概念】とは、松田への想いの全てでも有った。
その想いを松田は奪ってしまった。
思わず仰け反ってしまうほどの愛を!
だからこそ全てを奪われた長澤は、人間としての姿を失ってしまったのだった。
松田は人間の愛を理解し、今は完全に人間へと移った。
しんちゃんへとなったのだ!
ところで黒沢清よ! ひょっとして割といい加減に撮ってはいないよなあ?
だとしたら…。
「人類舐めんなよ!」
(2017年9月10日 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ/スクリーン7)
大作ではない良さがあります
雰囲気いいけど、もう少し細かく設定してくれ!
アラ探しじゃないが、話しの辻褄が合わないと、映画に集中出来ない。
侵略の目的がわからないのは、まあいい。
なぜ、三人が選ばれてきた?
どうして、感染と思われる症状が急拡大した?
桜井さんが、宇宙人に感情移入していく過程は?
せっかく三人いるんだから、役目を変えてみよう。
女の子は、人間の身体の調査のため、
身体の専門家であったとしたら?
身体の使い方には詳しくて、身体を操りがうまくて、
すぐにマスターし、強い。が、頭が足りなくて、
殺人事件を起こす。
少年は、エンジニアで、人類の技術を調査し、
通信機を作る役目。アンテナ探してたら、マスコミの移動中継車両を発見し、利用出来ると思った。
桜井と出会う。
通信機目的だったが、ひとりひとり概念を採っていたら効率悪いので、アンテナで採取出来る装置にした。
そのため、概念喪失 患者が、大量発生し始めたとする。
松田は、ココロの専門家。ゆえに、身体が最初操れず、よく転ぶ。表情も乏しい。だから、よく散歩して歩く練習する必要があったとしたら?
そして、自分たちにはなかったと思われる、
複雑な「人類の愛」
に関心を持ち、調査し始める。
究極のナルミの自己を殺させるほどの愛の概念を直接に受けとり、結果侵略をストップさせる。
教会では、概念とらなかったけど、なぜ?
取ったけど、まだ侵略止める程の概念じゃなかったって方が、いいんじゃないか?
ナルミが松田に送った夫婦愛のひとりが、ひとりに対しての愛が、最大最強だって事で。
最後の場面、ナルミ脱け殻だったけど、期待ハズレ。
教会の説教で、愛は、限りなく生み出されるとか言ってたじゃないか!
概念盗られたけど、あんまり変わらないって言ってたじゃないか。
他にない症例って、メチャクチャ元気で現場で働いてた。だけど、松田の事は忘れちゃった、松田に対する愛は無くなった、とかだったらどう?
それでも、ナルミのために、これから生涯、生き続けます。とかだったら?
すごく、もったいない映画だと思う。
黒沢監督作品
黒沢清の描く「愛」
『ボディ・スナッチャー』やけど長澤まさみと松田龍平の関係は『E.T.』みたいやし長谷川博己が狂っていく様は『未知との遭遇』のよう。黒沢演出も照明を筆頭にいつもの如く冴え渡って楽しい!でもオチが少し弱くないか?正直「愛が人類を救っちゃうのか…」と思ってしまった
長澤まさみは綺麗だった。松田龍平は空っぽだった(空っぽ演出において黒沢清の右に出る者はいない!)。個人的には人間のはずなのに空っぽな東出昌大とバカな満島真之介がツボだった
長谷川博己はゾンビ歩き(ゾンビではない)が最高だった!
『散歩する侵略者』は面白いけど俺は『岸辺の旅』とか『クリーピー』の方が好きだな
今年は『メッセージ』『美しい星』『散歩する侵略者』と宇宙人コンタクト系SFが続いとるけど何かあるのか?ほんで俺は『美しい星』『散歩する侵略者』『メッセージ』の順番で好きだな
テーマは愛かな?
最初の場面はちょっと目を覆いたくなりましたが、全体的にはそんなに怖い感じではありませんでした。
加瀬夫妻、桜井と天野それぞれの間の愛とか絆みたいのを感じることができました。
牧師さんのお話で、「愛は枯れない」とあったから奪われてもまた湧き出るのでは?と期待してます。
俳優さんたちの演技もすごく良かったと思います。
桜井役の長谷川さんはさすが!って感じで、「サンプルで残りたい」と言った時のちょっとずるい感や、爆破シーンの演技などすべてさすがだな~って思いました!!
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