アウトレイジ 最終章のレビュー・感想・評価
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フィクションなのに現実に負けた稀有な作品
続編がでるたびにパワーダウンをしているような気がする。そもそも自分が何を求めてこのシリーズを観に行っているのかと考えるとエンタメとしての暴力シーンであったり、普通ではない人々(ヤクザ)のやり取りであったりとなるわけだが……。流石に三作続けると飽きる。なんだかんだで一番最初の作品が良かった。アウトレイジシリーズが進むにつれて現実でのヤクザの分裂や抗争の方が激化してしまったせいで心底楽しめなくなったのかもしれない。フィクションが現実に追い越されてしまうという稀な作品。ある作家が「フィクションは現実より奇でなくてはならない」と言っていたが、そういう意味ではアウトレイジシリーズは現実に負けてしまった作品になってしまうのかもしれない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く
TOHOシネマズ伊丹で映画「アウトレイジ最終章」を見た。
この映画は全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場1位になっている。
午前9時10分からの上映回。
8時55分に劇場入り口に到着したのだが、劇場玄関が未だ開いていない。
20人くらいの人が玄関が開くのを待っている。
チケットを買ったらすぐに入場時間になった。
もう少し早く開門するわけにはいかないものなのか。
ピエール瀧演じる花田が韓国、済州島でトラブルを起こしたことがきっかけで、問題が大きくなり、日本では大きな抗争に発展していく。
前作、前々作は見ていない。
この映画自体がつまらないわけではないが、あまり意味があるとは思えない殺戮が延々と続く。
見る映画すべてがおもしろいわけではない。
全国週末興行成績2017年10月7日~2017年10月8日
において、初登場2位の
「ナラタージュ」を見た方がよかったかもしれない。
上映時間は104分。
映倫区分はR15+。
満足度は5点満点で2点☆☆です。
スッキリ殺しきった感
人が結構殺されていると言うのに、悲壮感が殆どなく寧ろ笑いごとになっていると言う。
過去二作はそれなりに「格好いい」「意外とイイヤツ」が殺されるシーンは悲壮感があったが、今回は韓国のフィクサーとゴローちゃん以外は漏れなくクズという鉄壁の布陣。
思わずニヤニヤしながら見てしまった。
端からみると、殺人シーンでクスクス笑うとはサイコパスかと思われてしまうかも知れないが、面白いから仕方ない。
唯一、ラストシーン間際の某2名の殺しだけは本当の意味での前作の後始末だったなぁと哀れみを感じた。
練られた脚本
大友たちも年を取り血気盛んさは前二部作よりなくなったけど、それもリアルで良かった。年取ってもキレてすぐ殺しに行くのはリアリティがないし、若い頃より派手さも失われると思うから。
その分、生き残った者たちは立場も変わり、舞台も大きく広がり、人間関係も複雑化し、今作は脚本が見どころ言わんばかりに練られていたと思う。
ソナチネを思い出させるような海辺で戯れるヤクザのカットから始まり、北野組の懐かしい面々も出て来て、今作でヤクザ映画は最後!と思って撮ったのかなと勘ぐって、大友の長い旅と重ねて切なくもなった。
大友にとっての敵が全員死ぬのが理想だけど、ヤクザ社会のリアルはこんなものなのかと悔しさもあった。
初めて三部作全て映画館で観た思い入れのある作品となった。
多分、みんなの想像通り でも納得
今回は前2作の延長戦的なオマケ的な作品だと思って見てきました。
雰囲気は期待通りなんですが、最終章というだけあってストーリーはやっぱり察しがついてしまいますね。
静かで重厚な雰囲気は健在なんですが
音楽はやはり久石さんに担当して貰いたかったなぁ、ってくらいです。
ビヨンドの残像が凄すぎて・・
当初は続編の想定がなく後付けで無理やり続編を作ったのでしょう。
前作のバッティングセンターや木村の覚悟の指詰めなど呼吸するのを忘れてしまうような衝撃的なバイオレンスや緊迫したシーンは今回はゼロでした。。
それと前作の三浦友和・小日向文世・加瀬亮のようにバッチリ記憶に残るような人は今作の新たな登場人物からは残念ながら現れませんでしたね。。。
それでも立派な調度品やロケハンで我々一般人のヤクザ像を裏切らない世界観を作りあげるあたりはさすがですね。
面白くあり切なく終わる
待ちに待ったアウトレイジ最終章!
まず、塩見さんが痩せすぎてわかりませんでした。
アクションは前々作や、前作に比べてはかなり少ないです。
怖さはありません。
バイオレンスが好きな方には物足りないけど、人間模様を見たい人には楽しめるかと思います。
もう次回作はおそらくないと思うけど、是非とも張会長と、大友の出会いのいきさつを知りたい!というのがいちばんの感想です。
ここ最近では一番楽しく鑑賞できました!
個人的には金田時男さんが一番好きです!
たけしさんの思い
誰かのために戦う姿を見て,悲しく虚しい大友の姿。
大友は自分のために戦ったのではない。裏切りの
姿を見て人を信用できなくなりそうでした。
役者みなさんの演技は素晴らしく見応えはあります。
シリーズ3作全てを見た方がわかりやすいと思います。これだけの役者を揃えて作品を作り上げる北野
監督は素晴らしいと思います。
映画の楽しみ
開始早々広がる豊かな映像。
思慮が重ねられた構成、脚本。
演者の楽しそうな演技。
わかりやすいカタルシス。
緊張感、笑い、切なさと恐れが多めの喜怒哀楽。
もう、映画に愛された天才が作った楽しい映画ということで満足です。あー、あっという間だった!
潔かったぜコノヤロウ!
また新作を作ると知った時は、嬉しいものも「これ以上どう続けるんだ?」とも内心思ってました。前作でほとんどカタはついたからです。しかもだいぶすっきりと。でもやっぱり気になるから、そのままフラットな気持ちで映画館に行き....。
面白かった!でも、やっぱり「ビヨンド」で終えてても良かったかなあ、とも頭の片隅で考えたり、という感想です。言うなれば今作は、大友達のこれまでの抗争が落ち着いてからのその後を描く番外編のような印象です。だから描いても描かなくても個人的には大丈夫だよな...とは感じましたが、やっぱ出ると見に行かないわけにはいきませんよねw劇場で見れた利点もやはりそれなりにありますし。
相変わらずメンツが凄すぎw 西田敏行さんはかなり見所が多かったです。そしてさらに悪に染まっちゃってます。前作レビューで書けてなかったんですけど、音楽とシュールで独特な笑い要素も引き続き楽しませていただきました。話の進み具合に関してはもっとうまーくわかりやすくスピーディになっててそこは本当さすがです!
ただその分、ちょっと物足りない点もしばしば。大森南朋さんのキャラ、すごく気に入ってはいるんですけど、これまでの大友の弟分の中ではちょっとクセが弱く感じました。その他生き残った、或いは新キャラも過去作と比べて個人的にあんまり強く残る見せ場は少ないように感じました。集中攻撃シーンは最高に気持ちよかったですが、時事的にタイミングが...いや、でもそこは良いシーンだからいっか!w
収束の仕方にやりきれない感が残りましたが、きっと北野監督の狙いはそこなのでしょう。大友の熱き極道魂を最後まで見届けるってだけでもこの最終章に意味があるとは思います。最近の話題作りや放送局金儲けのためのドラマ劇場版や漫画実写よりもオリジナリティのある巨匠の映画の方がずっと好印象です!
82点!スクリーンで見ることをオススメします!
西田敏行&大杉漣の映画
いよいよシリーズ最終章ということで、朝一の回に観に行ったけど、祝日ということもあってかなり混んでた。
今回、大友は主役というより狂言回し的な立ち位置で、実質西田敏行が主役って感じ。
そして、花菱会長役の大杉漣がとにかく光ってて、大杉漣のベストアクトだと思った。
全体的には、まさしく祭りの終わりという感じで、初期北野作品のような静けさが際立ってた。
近年最大のがっかり
シリーズでダントツのつまらなさ。というか歴代北野作品の中でも最低クラス。
1.2のような鮮烈な暴力描写もなければ痛快なセリフの応酬も無い。キャラクターも弱いし展開もマンネリで緊張感皆無。凡百の監督が撮ったフツーのヤクザ映画って感じでアウトレイジ感が無かったな、、
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