「怪物が相手。」グレートウォール mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
怪物が相手。
人海戦術にCGは使われているのだろうか。
万里の長城には一度行ってみたいと思っているのだが、それは実現しそうにない。ならば映画で、と思いきや、実像とは少し違うような。
その威容は十分に映像化されている。その巨大さ、おそらくは堅牢さ。
敵は60年に一度襲ってくる怪物たち。ただただ集団で襲ってくるだけだが、時に驚くべき知性を発揮する。
歩兵が黒、射手が赤、女性は青。
このような色づかいがチャン・イーモウである。でもそれは敵も兵士であったときに効果を上げるのであって、今回の場合は映像的に映えるというほどではなかったかと。
昔、角川春樹がやった「天と地と」くらいでないと。
敵は圧倒的に強いのだが、それをどうやって倒すのか。興味はそこにつきる。
チャン・イーモウの画面作りは、年々派手になっていく。「紅いコーリャン」が懐かしい。
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