「凄くたくさんの怪物が来るよ」グレートウォール CBさんの映画レビュー(感想・評価)
凄くたくさんの怪物が来るよ
これ、壮大なバカ映画でした。
NSMM no story many money
饕餮(とうてつ 中国古代の伝説上の怪物)は、英語ではそのまま ビースト って言ってたな。野獣か。
それがたくさん襲って来ても、弓矢剣でバッサバッサと打ち倒す、気持ちいい〜、という映画でした。
主人公と中国将軍の恋、気弱と思われた若者の主人公を救う自爆とかストーリーに感動どころがあるにはあるんですが、「一応はさんでおいてみた」感が強く、ストーリーの背骨になっていないんだよね。
これまではあくまでも金のために傭兵を勤めてきた主人公が、ともに戦っているうちに、中国軍の「大義の為に」という生き方に共感する、というのが脚本の骨格なのですが、退治しなければならない饕餮は、これでもかと頻繁に、かつあまりにも大量にやってくるので、脚本の中の "恋" も "犠牲" も、さらにあろうことか "本筋" までも片手間になってしまっているわけです。
つまり、これは怪獣映画なのね。理解。
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