劇場公開日 2017年4月14日

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「壮大すぎるアクション。名もなき者達の荘厳な歴史スペクタクル!!」グレートウォール 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0壮大すぎるアクション。名もなき者達の荘厳な歴史スペクタクル!!

2017年4月16日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:万里の長城を舞台に、人間と怪物の桁外れのスケールの戦いが描かれていくのが、非常に痛快。人間的に成長していく主人公の姿もカッコイイ。
否:内容そのものは怪物と戦うストーリーなので、歴史物を期待して観ると裏切られ感は半端ない。グロシーンもあり。

 まず驚かされるのは、そのスケールの大きさです。人間の欲深さを思い知らせるために生まれたという怪物・饕餮(とうてつ)の大群と、大義のために死をも恐れずに戦い続ける戦士達の姿が、万里の長城を舞台にこれでもかというくらいド迫力のスケールで描かれていくのが圧巻です。
 また、そんなマクロな視点とは別に、主人公の成長というミクロな視点でも楽しめるのも、この作品の魅力の1つ。当初は自身が生き延びるためだけに戦ってきた主人公・ウィリアムが、“信頼”という言葉の下に、命を懸けて大義のために戦う戦士達に感化され、次第に変わっていく姿がとてもカッコイイです。壁の上で、後に司令官となるリン・メイと、
「我々は似た者同士か。」
と語り合うシーンなんかが印象的です。
 純粋にアクション映画としても痛快ですので、是非ご覧下さい。

映画コーディネーター・門倉カド