ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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観賞後の良いずっしり感
まず、同じ劇場に中学生位の女の子たちが来ていて
劇中このシーンあの子達は大丈夫か、、気になってしまった。
言葉のボキャブラリーが乏しくうまく言えないが
映画中に泣いたのは初めてですごく入り込めた。
見て良かった作品。
吉高由里子さんが演じているのがこの良いずっしり感の大きな要因
今年1番面白い
殺人でしか喜びを感じられない異端性や狂気に逆に人間らしさを感じてしまい、それが異物感となっていびつに進んでいく話を、返り血を浴びながら観ているような感覚。ヒューマンドラマかつミステリーとしてエンターテイメント化もしている。鑑賞後に言葉にならない感情で全身の体力が持っていかれる、胸が痛くなる傑作。
こころを締め付けられました。
確かに、前半は目を塞ぎたくなるようなシーンが多く共感できるところは、ありませんでした!
後半、物語が進むにつれてだんだんと初めとは違う気持ちで見ている自分がいました。
知らない間に、最後まで引き込まれる内容の映画でした。
私も、あんな風に愛されて終わりたい…
安いメロドラマと差別化できてない
こちらでのレビューが高評価だったので期待していたのですが、自分には全く合わなかったです。原作は未読ですが、映画で見る限り、お話は今や懐かしき大映ドラマのノリ。後半の展開は殆どギャグで、軽く笑ってしまったほど(近くで見ていたご夫婦が「これ、原作は面白いのか?」と旦那さんが奥様に聞いていたのが印象的でした)。
基本的にこの手のドラマはお話の骨格だけを抜き出せばご都合主義だったり、荒唐無稽になってしまいがちではあると思います。それを演出や演者の芝居でうまくブラッシュアップして、「大映ドラマ(ソープオペラ)臭さ」を消し、本来作り手が伝えたいテーマへと観客を誘導するのが良い映画だと思うのですが、個人的に本作は上手くいってないように感じました。
演者(特に男性陣)の芝居が全体に大仰ですし、カットの繋ぎに貯めや間がなく直情的、異常なシーンは全体に色調を変えて「はい、ここ異常ですよ!」と教えてくれる・・「分かりやすさ重視」「説明過多」な演出が目白押しです。気にならない人はいいのでしょうが、私は邦画にありがちなこの手の演出や芝居が苦手なので、お話に入り込む前に白けてしまった、という感じでしょうか。
血
父親の家で見つけた小説の様な手記の様なノートに書かれた女性とそれにハマり読みふける青年の話。
どことなく暗くどことなく影があり危険な香りを帯びた主人公と、突然失踪する婚約者。
そんな中で見つけたノートに書かれた女性の不気味さと陰と寂しさに主人公ならぬ自分もどんどん引き込まれていった。
ただ、ラスト10分で曖昧にしていれば良かった内容を事細かに説明され、そこまでの偶然なんかある訳ないだろうという残念な感じに。
とはいえ、なかなかどっぷり嫌な空気に浸れる作品だった。
それでも、愛してる
沼田まほかるの小説が原作。
亮介(松坂桃李)の父は癌で余命幾ばくも無い。亮介の婚約者千絵(清野菜名)は突然失踪してしまう。
ある時実家でノートを見つけるが、そこには殺人の記録的が綴られていた。
小さい頃から人を殺めることが心の拠り所になっている美紗子(吉高由里子)
ひとつの過失で少年を死に至らしめたことを深く後悔し、苦悩する洋介(松山ケンイチ)
2人が出会い愛情が生まれるが、美紗子の過去を追ってくる者が現れ、その幸せな生活は破綻する。
人の命との向き合い方が両極端の2人が
惹かれ合い別れるまでを、台詞は多くないが魅せる演技と演出が素晴らしい。
犯罪のシーンは凄惨で、美紗子の歪んだ心を映している。
罪を犯した美紗子を裁くことが出来ないほど、洋介は愛していた。
原作とは設定などが違っているが、映像になった美紗子の心の闇に心を揺さぶられる。
吉高由里子の『蛇にピアス』以来の体当たりの演技は圧巻。憂いを帯びた松山ケンイチも良い。
吉高さん◎
原作未読で鑑賞しましたが想像以上の面白さで引き込まれた。吉高さんの演技も素晴らしかった。後半は驚きの展開が続きゾクゾクしたしラストカットは胸が熱くなった。最近よく観る過去と現在が交差する展開も上手かった。果たして自分の心のよりどころは…?
2017-118
ゆりごころとは。
前半は、ちょっとグロいです。ストーリーが進むにつれて、吉高由里子の演技に引き込まれた。やっぱ吉高さんはいいです。全体に安心感はなく、幸せなシーンも長く続かない感じがしたり、過去と現在を描くなど、ミステリーとして楽しめた。
美紗子のユリゴコロは残酷
原作小説は未読で鑑賞レビュー。小説は少し違うらしい。
前半からグロいな〜と思いつつ、これが後半まで続くのか?と当初ヒヤヒヤもんで観てましたが、中盤からガラリと変わった。
タイトル「ユリゴコロ」のネーミング理由も観れば分かるし、美紗子のユリゴコロに匹敵するモノを手に入れた時と失う事になった時の感情は共感できた。
また、後半になって美紗子のユリゴコロ自身にも変化があったのでは無いだろうか?(最後の行動理由的に)
180度性格が変わる様な美紗子演じる吉高由里子さんには「途中変わりすぎだろ」感は強かったが、総合的に観ればなかなかの感情変化の演技で面白かった。
松山ケンイチさんも役柄的には今までの映画と対して変わらないが、芝居は御上手。
松坂桃李さんは演技が上手いとは思えなかった。これが一番残念。
大ボリュームで有りながら、ダレる事が少なかった脚本は見事です。
ただ構成に疑問視。前半吉高由里子回想シーンを少し減らして、木村多江さん行動シーンを多くしてもらいたかった。それならばもう少し評価高かった。
個人的に観てよかったです。秋のミステリー映画として是非御鑑賞下さいませ。
すみません。PG12を甘くみてました。
自分、おっさんですが血を見るの苦手です。
しかし、この映画、生々しい血のシーンが幾つかありました。正直、きつかったです。
あと、子供の死ぬシーンも気分的にきつかったです。
PG12になっているので、見た自分が悪いです。
ストーリー展開は面白かったですが、あまり感情移入はできませんでした。
自分には合わない作品だと思いましたが、見て損をしたとは感じませんでした。
イヤミスの中の愛の形
原作を読んで、公開を楽しみにしていた作品。
少し設定は違い、原作の母の入れ替わりがなかったのは残念でした。但し、沼田まほかるらしいミステリーとして、恐怖や悲しさを醸し出す中にも、最後は家族愛も感じる温かさが残りました。
人を殺すことでしか心が満たされない女。そんな女を包み込もうとする男の悲哀がヒシヒシと伝わり胸が締め付けられる感覚。
吉高由里子は、「蛇とピアス」を想い起こさせる刺激的な演技でとてもよかった。木村多江の設定はやや無理がある感じがして、原作の方が自然に登場し、騙されたかな。
ストーリーの中には充分入り込めた作品でした。
体力奪われました
見終わった後の、かつてないほどの体力を奪われる感じ!
前半の過去の殺人の話はとても重く、目を背けてしまう場面もありました。
後半は予想を超える展開で、まさかの連続!
殺人については理解できないものの、悲しくもあり、温かくもある映画でした。
役者さんもみんな良かったです!
一緒に行った友人は号泣でした!
今なんとも言えない不思議な感情です。
上手く言えないですが、とりあえず観てほしい!!
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