ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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とじるものひらくもの
原作未読。
故にかはわからないけれど、しらーっと観てしまった感が拭えず。主人公の感覚は何となくの理解は出来たし、昭和のえげつなさを、男性を借りて描いてるのも納得。でも何かしらの違和感が残ったままラスト突入。悪くはないんだけど、もやんとしたまま劇場を後にしました。
最後まで釘付け
心が揺さぶられる名作
原作はもっと丁寧なんだと思いますが、映画は色々と設定に荒い部分があります。
ただそんなことどうでもよくなるくらい前半は息が詰まるような理解出来ない恐怖に苦しくなります。後半は数奇な運命の中でも、確かにそこにある愛のやり場の無さに感情がぐちゃぐちゃになります。自分でも何を感じているのかわからず気づいたら苦しくて泣いている。
そんな映画でした。
あと、画作りが美しく素晴らしいです。吉高由里子と松山ケンイチの演技も美しく素晴らしいです。
賛否両論あると思いますし、グロテスクな映像は見ていられなくなるような部分もあるので万人受けする作品ではありませんが、恐らく地上波放送も出来ないであろう映画なので是非映画館で観てほしい作品です。
過去のお母さんの記憶が!
とても感動した。
予備知識無しで観ました。exの名前がゆりだった事もあったり、CMを見た瞬間、観たいと思ったり、観る前までこの映画を観ないと、という漠然とした思いをずっと持っていたり、強烈に惹かれていました。
僕が1番印象に残ったのは、ヒロイン2人が心から愛した人に殺意の目で睨まれていたこと。僕はexをとても傷つけて、別れた後も無神経に傷つけ続けました。度合いは違えど、僕は彼らのあの目を、大好きだった人に、無自覚だったにせよ、向けてしまっていたんだなと思いました。
俳優方の迫真の演技に、監督やスタッフ、原作の方々などに、とても感謝しています。
重要だった点は、女優側、男優側どちらにも強く共感できたこと。男優側は、どうしても許せない事がある事、愛せなくても、殺せない事。女優側は変えられない過去、憎まれたって、殺されると分かったって、それでも変わらず愛している事。僕もこれに別れてから気付いたので、両者ともにすごく感情移入しました。
映画が終わった後に1人で泣きました。妙な鼓動が止まりません。多分夢に吉高由里子のあの悲しい顔が出て来ると思います。
観るだけで面白い映画は沢山ありますが、観る側の背景でこんなに感情が出てしまう事があるんだなと気付きました。多分この点に注目していて、この気持ちになっているのは僕だけだと思うからです。
僕にとって、とても重要で価値のある映画でした。
何のための作品なんだろう…
演技派が競い合う、衝撃的な秀作。
はじめは恐怖と嫌悪感
題名見て、ユリちゃんが二人のイケメンに心揺さぶられる、どなたかが言うとおりの恋愛モノかなと思ってて、恐怖とグロさ満載だろうエイリアンと比べてどっちにしよーかって、結果、本日は安楽なユリゴコロを選択。
しかーし、オープニングから全然違ってて、つか、むしろエイリアンより怖いしグロいし暗いし、残虐で狂気で理解不能でした。前半途中で声だけ聞いてました。選択ミスだなーって。
で、後半になって緩めになって、漸く誰の心にも潜む狂気とそれを超えうる愛が交錯するという意味深い作品だと気づいて没頭できました。
ただ、偶然が重なりすぎてリアリティが薄れるところがチョット残念。
迫真の演技は素晴らしかった。ココロがユリユリでした。
前半期待大だったが
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