ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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刺激的!
実家の押し入れの中にある1冊のノートから始まる物語。
婚約者に逃げられた松坂が孤独との葛藤の中、
殺人鬼の書いたノートにどんどんのめり込んでいく。
人を殺すことでしかユリゴコロを得られない吉高の初めての友達とのリストカットシーン。
とてもグロテスクですが、彼女たちにしかわかり得ないふたりが混ざり合う感覚。
わかるわけないのにわかるような…
非日常の事なのに、自分自身の事のようにのめり込みました。
吉高ちゃんの演技はとても怖くそれでいて切ないそんな感じでとても魅了されました。
松山との出会いもまた偶然のようで必然で、、、。
吉高ちゃんの心の成長、成長しているのに同じことを繰り返すことしか出来ない。。。
見るしかない作品です!
ちょっと怖いかも?
映像的な表現は好き嫌いがあるかも?
あんまり好きではなかったけど、面白かった。
原作も知らないので、だんだんと核心を開示されていく過程で伏線の張り方も良かったと思う。
だけど、主人公達(そもそも主人公は誰なんだろう?)の性質は、原因不明で、そういう性質を持った人が普通に存在することは、ちょっと怖いかも…。
迷ってる人は、吉高だけでも見ろ!
自分も迷ってたけど、見て正解だった。
サイコパスとか呼ばれる?人が実際にいるのかは
じぶんには、わからない。
だか、その存在は現実だろう。
多分、自分の中にも少しは、あるのだろうか?
この映画は、ストーリーをそのまま見ると
偶然が過ぎるよ!と思って、シラけてしまう部分もあるのは否めない。
だが、ソレを飲み込んでも、見る価値を感じた。
吉高の、演技。この人に、やっぱり引き込まれる。
子役時代の演技者も、素晴らしい。
ミツ子の女優さん(佐津川愛美)の演技。難しい役を、嘘っぽくならず、美しさと、怖さが混在していい。
マツケンは、あのくらいで当たり前。
松坂も良かったと思う。
自分の生きる、拠り所、ユリゴコロを求めると、
その人を殺してしまう。
殺して、楽しいのとは少し違う。
時に、無感情に殺す。
時に、涙を流しながら殺す。
人が、死ぬところが見たくて殺す。
そんな人間でも、幸せになっていいのか?
人を不幸にしても、
自分の幸福の為に生きていいのか?
という、究極のテーマだ。
そんな殺人鬼も、容赦のない優しさの前には
抗えず、幸福を感じてしまう。
自分も、意識して他人の不幸を見逃し、
また意識せずに、他人を不幸にしてしまっているだろう。
自分を、優先するのは当然とはおもうが、
どこまで、それが許されるのか?
対局として、
他人の為に、生きる価値を見つけた、
絶望の人生を生きていた人間。
これからの、生き方を問う映画だ。
サイキックな前中段はなかなか魅せてくれました
未読なので映画がどの程度原作に忠実なのか分からないのですが、幾つかのすごい偶然が物語の重要な伏線になっていて、ちょっと話が出来過ぎ、と感じたのは私だけだったでしょうか? それにラストも女性が一人でやったことにしてはやはり不自然な感じで、ミステリーとしてはちょっと残念かも。でもサイコ物と推理サスペンスの間を行くこの作品でクールビューティを演じた吉高由里子さんは嵌まり役でしたねぇ〜
なかなか美しい。
賛否両論あると思います。
あれだけグロ系のシーンが多ければ。
けど、もともとそっち系を受け入れ態勢の私には美しく儚く映りました。
「殺人鬼」と一言で言ってしまうと、
何も重さを感じませんが、
なかなか奥が深かった。
それには演技力も関係してたかも。
大根さんだとあんなに入り込めなかったかもだし。
観る価値はあります。
ひきこまれました!
松坂さんの演技にこんなにひきこまれたのは初めてでした!どう言い表したらよいのかわかりませんが…松坂さんの代表作になるような作品なのではないかと思います!松坂さんのことをよく知らなかったのですが、今まで見てきた作品の松坂さんとは一味違って、素晴らしかったです!吉高さんはとても難しい役だと思いますが、違和感なくと言ったら失礼なのでしょうか、狂った感情や真実を知った時の悲しみの感情を繊細に演じられてて、心を動かされました!少し怖いけど、独特な世界観をもう一度味わいたいと思うような作品です。
原作とは別物
原作のファンだったので期待を大きくしすぎたか。。
いやいや、この映画は原作なしでも酷い。
吉高由里子演じる主人公の濃い一生を、印象的なシーンをツギハギして表現しているのだが、、
これがあまりにも雑。
原作を読んでいなければ、?の連発間違いなし。
あれはどうなったの?これはどうなったの?という?ばかりが消化不良のまま進んでいき、
途中から尺の問題とはいえ、
原作とは完璧に異なるストーリー展開。。
俳優さんの演技はイメージとけっこう合っているところもあって、お!と思ったが、、。
これは監督の問題なのか?
シリアスなシーンであまりにもリアリティがなく、笑ってしまうことが多く、これも残念。
唯一良かったのは家とドッグカフェの店の雰囲気だけ。
ある意味原作とかけ離れすぎていて、原作を汚されないでよかった。
原作の最期の雨の降る中車を見送るシーンはどうしても見たかった。。
1冊のノート
前半は私も夢中になってこのノートを読み進めた。
殺人でしか感情が揺り動かない少女の結末が知りたい一心に。
結局 人は何かに依存しながら生きているのだろうな。
リスカが辞められない友人だってそれで生きている実感があったわけだし。
後半は、2人が出会うことになった理由がわかるのだが、いろんな偶然が重なり過ぎて、まさかの結末でした。
全体的にはとても好きな作品です。
ただ、後半が急ぎ過ぎててもっと掘り下げたい部分があったような。
時間内に作らないと行けないからなかなか難しいのかもしれないけど。
吉高由里子さんは素晴らしいですね。
見て良かったです♡
どっぷりと浸かれる映画時間
先程、レイトショーで観てきました。
吉高由里子好きだわ~
ほぼ貸し切りで映画を堪能できた。
この映画は、テレビじゃあんまりやらなそうだ。人を殺すことが心情と共にあるから、リアルさがある。
小説でも読んでいるかのような感覚で時が流れた。最初から最後まで集中して観れました。
私はこの映画を何度も観ない。だからこそ、一度の貴重さがある。
良い作品でした♪
良い意味での嫌悪
冒頭から終わりまで目が離せず引込まれっぱなし。それだけ強い力で心を揺り動かされた作品でした。
特に前半の深い闇には見ている自分も巻き込まれ、ともに落ちてゆくほどのインパクトを受け相当に動揺しました。
少女時代の子役の演技に驚くとともにカメラワーク、映像力の美しさに言葉を失います。
主要キャストの演技の巧さも相まって、二つの時代それぞれの重く暗い展開に、先読みする力を失い良い意味での嫌悪を持って見進めていました。
残念ながら最後の収束へ向かうところで荒さを感じてしまいましたが、ラストシーンではあまりの切なさに思わず涙があふれ出てしまいました。
映像の物語性に欠ける
沼田まほかるの小説の映画化です。恋人が失踪した亮介が実家で殺人を告白する手記を見つけてというストーリーです。ストーリー的に後半は原作と違ってきて、最後の殺人にはやや無理があるように感じました。単純に原作を映像化しただけで、映像に原作ほどの物語の豊かさが感じられず、残念でした。
うーん
吉高由里子と松山ケンイチの関係が美しすぎて、この愛に憧れつつも胸が苦しくなる。この点においてはとてもよかったと思う。
でも結末が読めてしまった。公開前のあらすじからもある程度読めるし、本編で木村多江が出てきた時点でやっぱり読めてしまう。
そして松坂桃李の豹変ぶりが物語から浮いているように感じた。感情移入ができなかった。
過去の部分だけでもよかったのではないかと。
命のヨリドコロ
驚きと感動の、素晴らしい恋の物語。
殺人鬼が出てくる、なんか重たそうな話だし、と言って観るのはやめようとしている人に、この映画を勧めたい。
確かにグロシーンも多いし、最初から最後まで重い。けどこれは、殺人鬼とその殺人鬼によって人生が終わってしまった男との、美しすぎる恋の物語なのだ。
物語の最後で、確実にウルウルくるはず。
すごく面白い。
うーん。
吉高由里子の表情には見入りました。
数日間は頭に浮かぶ映画で、重く悲しく嫌な気持ちになります。
一緒に行った友人は面白かったと言っていましたが、私は苦手な映画でした。前半はグロくて目を背けてしまうシーンが多かったです。あと松坂桃李の役がしっくりきてなかったのか、演技が下手に感じて目に付きました。
面白くない事は無いけれど、観なくても良かったと思います。
期待が大きかっただけに
もっと、情念どろどろしていたものを期待していたんだが、意外に純愛風な物語に拍子抜け。以前に原作読んでいたものの、詳しいストーリーは覚えていなかったのだか、やはり、映画見てるうちに思い出すもので、あー、確かに原作でも前半のぬめぬめ感が後半では見事に愛情物語に昇華していたわなぁと記憶が今になって蘇る。こういう変化の激しいお話しに吉高はきちんと対応していて、それなりのギャップ感を魅せてはくれて、ファンとしては大変嬉しく思うものの、出来れば、前半の暗い目をした吉高をもっと観たかった。後半のお話しが随分原作とは異なるように思えたので、家帰ってチェックしようっと。
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