ユリゴコロのレビュー・感想・評価
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殺生と宿命の人脈曼荼羅を映像化した力作。清原果耶をもっと見たかったが
原作小説を未読の人なら、運命的な出会いや宿命の再会がたびたび起きるこの筋を、現実味に乏しいご都合主義のように感じるかもしれない。だが沼田まほかるのファンなら、彼女がかつて僧侶だったことを知っている。リアリティーを追求するドラマではなく、人を殺して生きていくしかなかったある女性と彼女とかかわりのある人々の姿を通じて、殺生とは何か、愛とは何かを考えることを促す説話だと考えるといい。
熊澤尚人監督は残酷な描写に果敢に挑みつつ、映像としての美しさも追求して映画の品格を保っている。吉高由里子は、「蛇にピアス」の主人公に匹敵する強烈なキャラクター・美紗子を体現。美紗子の中学生時代を演じた清原果耶は、いつも明るい役の印象があるが、ずっと暗い表情でも魅力を失わない。出番が少ないのが残念だったが、そろそろ彼女が主役の企画が出てきてもいいのではないか。
沼田まほかるワールドはアブノーマルな世界
「彼女がその名を知らない鳥たち」の十和子も特異な女性でした。
「ユリゴコロ」の美沙子(吉高由里子)にはその存在の哀しさより
気持ち悪さ、の方が優ってしまった。
《人を殺すことでしか心を満たすことが出来ない人間》
そんな人がいるのだろうか?
歪んだ欲望・・・つまりサイコパス?
俗に「殺してみたかった」と殺人の動機を語る人間が存在する。
そんな殺人に快楽を感じる生まれの美沙子。
6歳位で友達を池に突き落とし溺死させる。
少女期(演じるのは清原伽耶)には、ボールがマンホールに落ちて
手が届かない少年。
大学生がマンホールの蓋を押し上げて少年を手伝っていると
美沙子(清原伽耶)が近づいてきてマンホールの蓋をドーンと
叩き落とす。少年は蓋に圧迫されて死亡。
大学生は美沙子の仕業にまるで気付かず、過失致死の罪で
執行猶予となる。
驚くべきはその大学生こそ亮介(松坂桃李)の育ての親の圭介
(松山ケンイチ)だったのだ。
その後、娼婦として生きていた美沙子に手を差し伸べて妊娠した
美沙子を引き取り結婚して田舎の住宅で血のつながらない子供を
出産させて父親として育てる圭介。
しかし美沙子はレストランに勤めていた時の同僚にオーナーの殺人を
黙っている見返りに体を要求される。
ホテルで待ち合わせした美沙子はその男を青酸カリで毒殺してしまう。
やがて刑事が家に現れて危険を感じた美沙子は家出を決行する。
しかし圭介がそれを助けるが、もう匿うのも限界と思い、
美沙子をダムに連れて行き
錘を付けて身投げさせようとする。
しかし最後の最後で救ってしまう圭介。
財布から有金を全部渡して、
「もう2度と俺たちの前に姿を表すな!!」と告げる。
そして成人した亮介は高原のレストランのオーナーシェフになっている。
恋人の千絵と結婚を控えたある日、千絵は失踪してしまう。
そこに事情を知る細谷と名乗る中年女性が現れる。
彼女(木村多江)こそ整形して生き直している母親の美沙子だった。
そして細谷は婚約者の千絵の居場所を亮介に知らせる。
東京のとあるマンションに着いた亮介。
ヤクザの事務所らしい場所には何人もの刺殺体で血みどろだ。
そして奥の部屋に監禁された千人絵。
ヤクザの死体の山は細谷の仕業と知れる。
ここまで無茶苦茶なストーリー。
細谷はターミネーターorジョン・ウィックそれともMr.ノーバディ?
細谷は亮介に殺人を犯させたくなかった・・・と、「母親の愛」みたいな
ことを言う。
事実、「ユリゴコロ」と書かれたノートを読み、母親が殺人鬼と知った
亮介は徐々に異常行動をとり始める。
「血を引き継いでいる?」
運転も無茶苦茶に荒くなり別人格が顔を出す。
それにしても嫌ミスだ。
吉高由里子は聖女のような顔なので、殺人鬼との落差に
「不幸に生い立ち」だなと思わせる説得力があった。
ひとえに演技力だろう。
松山ケンイチの受けの演技も見事だった。
松坂桃李は殺人鬼の息子の屈託と鬱屈そして生まれてくる殺意・・・
表情豊かに演じ分けていた。
木村多江はどうだろう!!
おめおめと整形して生き残っている母親役。
整形したと言う設定がどうしても嘘くさい。
沼田まほかるさんは「ユリゴコロ」を最後に小説を書いてないようです。
これ以上怖くて不気味な映画を観なくて済みそう。
吉高由里子はこの役で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞受賞した。
集中力と思い切りの良さ。
殺人鬼の内面を演じた大した女優である。
ちょっと怖いかな
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婚約してたトーリの恋人が突如姿を消す。
何年かしてその恋人の友人という多江が突然トーリのもとに来る。
恋人はヤクザに監禁されて娼婦にされてると伝えてくれた。
トーリにはガンで死にかけの父親がいたが、その部屋で古い手記を発見。
最初は小説かと思って読み始めたが、内容がとんでもなかった。
幼い頃から人と馴染めず心を開けなかった吉高はを人の死のみで心が和らいだ。
そうやって何人も殺して来たが、ある日松山と出会う。
松山は覚えてなかったが、吉高の殺意により「過失」で児童を死なせた過去があった。
その傷で楽しく生きることができず、その点で同調するものがあった。
やがて売春婦だった吉高は妊娠、松山はそれを承知で結婚して子を育てる。
幸せになった吉高だったが、古い知り合いがゆすって来たので、殺す。
これを機にすべてがバレ、松山は吉高と別れる。
そして多江は吉高が大人になった姿、手記に出て来た子供は自分だった。
自分が殺人鬼の子と知りヤケクソになり、恋人を監禁したヤクザの事務所を襲う。
しかしヤクザはみんな殺されてた。多江が先に行ってみんな殺したのだった。
トーリは何故多江が今更自分の前に姿を現したのかと怒る。
でも死にかけの父親のこともあり、受け入れて再会させる。
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劇場で見た。まあまあやったかな。
最後全てが分かってからがやや長く、ちょっと寝てもたわ。
何とも言えないピュアさと狂気を併せ持つ役は吉高にピッタリやな。
ただ手首を切って血がどうだとかのシーンが異常に長い。
そういうのが気持ち悪いおれは正直ずっと目つぶって別のこと考えてたわ。
なおユリゴコロってのは、それがあって初めて人は心を開くというもの。
おそらく「よりどころ」を聞き間違えた言葉ってことらしい。
共感とは別の力
「ユリゴコロ」は奇怪な映画だ。人の死に心の安息を見出だす殺人者の独白で進む物語に、共感などひとかけらも感じることは出来ない。
なのに、もっと聞きたい。もっと知りたい。
殺人者である美紗子の回想として描かれる昔のパートと、恋人の失踪・父の病気でダメージを負った亮介の現代パート。その橋渡しをするのが「ユリゴコロ」と題されたノートである。亮介がノートを読む度に美紗子の回想が進む。
作中の亮介と同様に、ノートの続きが気になって気になって仕方ない。仕事なんて休んでいいから早くノート読めよ!くらい気になる。
「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている」とはニーチェの言葉だが、ノートを読み耽る亮介が美紗子の暗い安息に毒されていく様子はよくわかる。「ロッキー」観たら生卵を飲んでしまうのと同じくらいわかりやすい。
一方の美紗子はギリギリの暮らしの中である青年と出会う。青年・洋介と過ごすうち、人の死に見出だしていた安寧を、洋介との生活に見出だすようになる。そうすると不思議なもので、あれだけ共感出来なかった美紗子なのに不思議と理解できたような気持ちになる。まぁ、ほんの少しだが。
洋介と出会うことが出来たのは、運命のいたずらなのか?殺人者である自分への断罪なのか、救済なのか。
美紗子が洋介と出会わなければ、美紗子は悩まず過去を振り向いたりもせず、洋介が真実を知ることもなく、亮介がノートを読むこともなかった。だから、それは試練だったのかもしれない。
長い試練の終わりに、ほんの少しだけ訪れる安息がこの映画を素晴らしいものにしていると思う。「ユリゴコロ」は奇怪な映画だ。けれどとても美しい。
幻想
途中まではいいけど、設定にむりが出始めてくる。2人が再会することも、結婚するのも親の不動産も、結婚相手の同僚だったことも、偶然トイレでお願いすることも、やくざを殺すことも、突き止められることも、ハッピーエンド?的な終わりもあり得ない。
なんともいいようにない感情
怖い?悍ましい?と思いながら、時折目をそむけながら見ていたが、終わってみればなんとも言えないと感情が…。悲しいとも同情ともなんと言えばいいのかわからない…。
それにしても松坂桃李は暗い影の役がほんと似合うというか、うまいというか…。
やーいやーい!お前の母ちゃんターミネーター!!
突如婚約者が失踪した青年・亮介は、実家で一冊のノートを見つける。その中には恐ろしい殺人鬼・美紗子の独白が記されていた。
亮介と美紗子の運命が交錯するサスペンス・スリラー。
ノートに記された殺人鬼・美紗子を演じるのは『カイジ』シリーズや『GANTZ』シリーズの吉高由里子。
カフェを経営する青年・亮介を演じるのは『ピースオブケイク』『湯を沸かすほどの熱い愛』の松坂桃李。
美紗子が出会う青年・洋介を演じるのは『デスノート』シリーズや『怒り』の松山ケンイチ。
学生時代の美紗子を演じるのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『3月のライオン』の清原果耶。
亮介の婚約者・千絵を演じるのは『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『暗黒女子』の清野菜名。
はぁーー、ア・ホ・く・さ…😮💨
ご都合主義的な展開にも程があるだろっ!いい加減にしろ!!!
前半のサイコ・ホラー的な展開にはもの凄くワクワクした。
リストカット描写とか本当に苦手なので、ゾワゾワヒヤヒヤさせていただきました😱
美紗子の少女時代を演じていた子役の女の子、平尾菜々花ちゃん。彼女天才ちゃう!?
対象を見つめる眼差しの恐ろしさが凄まじかった…。
美紗子の中学時代を演じていた清原果耶さんも凄く良かった。あの目は中々表現できないでしょう。凄く恐ろしかった…。
この2人に比べると、吉高由里子は…。別に吉高由里子が悪いわけじゃないんだけどね。あの猫撫で声でサイコパスって言われてもねぇ…😅
幼女美紗子がミルク飲み人形のケツからミルクを流し込むシーンなんて、本当に恐怖を感じた…😨
この人形遊びが、井戸の蓋に空いた穴に生き物を落とす遊びと、のちに美紗子が選ぶ生き方への暗示になっているあたり、非常に巧みなホラー表現だと思います。
消えた婚約者、実家から見つかった古いノート、恐ろしい殺人鬼の独白、次第に蝕まれていく亮介の精神…。
前半はサスペンス要素とホラー要素が絡まり合い、本当に面白かった!
…が、後半がクッソつまらない。結局異性愛と家族愛の安いメロドラマ(映画ライター・高橋ヨシキさんの言葉を借りると「子は宝だよ、おっかさん」映画)に収束してしまった。前半のワクワク返せっ!!
消えた婚約者も、ノートの真実も、想像しうる最も陳腐な形でフィニッシュ…。えー…。
どうせ美紗子は母親なんでしょ?→やっぱり母親でした。
どうせ美紗子に嵌められて少年を殺した青年が親父なんでしょ?→やっぱり親父でした。
どうせ亮介は人殺しなんてできないんでしょ?→やっぱり出来ませんでした。
…あのさぁ…。
まぁ展開が読めても面白けりゃ別に良いんだけどさ。もう少し裏切りが欲しかった。
親父さぁ、何年間同じ髪型なんだっつーの!!
唯一、木村多江の正体が実は美紗子だったという展開には驚かされた。
でもさぁ。
人を殺すことをなんとも思わないサイコパスであることと、ヤクザの事務所にカチコミかけて全員をぶっ殺せる戦闘力があることは別じゃね?
ターミネーターかっつーの。
せめてヤクザ全員皆殺し描写は、画として見せて欲しかった。そうすりゃあかなりのスプラッターホラーとして盛り上がれたのに。
そもそもこの映画って、どういう感情で観れば良いのかよくわからん。
家族の物語で感動させようとしているの?
でも、結局美紗子は子供殺しのこととか全く反省してない訳ですよね。
彼女は良心の呵責で苦しむわけだけども、それは愛する洋介を地獄に落としたことに対してな訳だし。
サイコパスをサイコパスとして描くのであれば、感動路線は捨てろよ。
それで感動するのは無理だよ。だって子供殺してんだもん。何を自分だけのうのうと愛に生きているんだっつーの。
そもそも、そんなに良心の呵責で苦しむなら自首しろバカっ!
美紗子とみつ子のやりとりはかなり良かった。
人を殺す事で生を実感する美紗子と、自らを傷つける事でのみ生を実感出来るみつ子。
この2人の恋愛関係にも似た結び付きこそ、本作で最も心を動かされた部分。
あぁ、成る程!だからタイトルが「百合心」な訳ね!と納得したのだが…。
ベタな家族愛の物語にするくらいなら、このまま正反対な2人による同性愛物語にしてしまえばよかったのに…。
ここから、この映画最大の問題点。
…あまりにもお話がいい加減すぎるっ💦
心を通わせた男性が、かつて殺人の罪を負わせた青年だった…。そんなことある!?
かつての職場の友人の婚約者が、偶然にも生き別れた息子だった…。そんなことある!?
そりゃ映画はドキュメンタリーでない限りは全て作り話ですよ。でも、これはいくらなんでも酷すぎるっ🌀
バカが場当たり的に作ったとしか考えられない。
これなら、最初から全て美紗子が仕組んだ出来事だった、とかにしてくれた方がまだ飲み込みやすいっす。
あともう一点。
亮介の運転が荒かったり、途中からかなり暴力的な人間になったり。
これは亮介が美紗子の血を引いているから、という感じで描かれていました。
これってかなりギリギリな描き方じゃないの?
そりゃあ、亮介は結果として殺人を犯さなかった訳だけど、後半はかなり狂気的な人間になってしまっていました。
殺人の罪を犯した人間の子供は、凶暴なDNAを有しているってこと?
サイコパスの子供もサイコパスになっちゃうの?
いやいや、そういう事じゃないでしょう。
そういう端的な考え方が、差別を産むんじゃないの?
本当に配慮が足らんわー…この映画。
前半1時間は体感時間30分、後半1時間は体感時間3時間。
前後半で極端に評価が分かれる、稀有な作品でした。
前半は本当に良かっただけに、後半の「子は宝だよ、おっかさん」展開が本当に怠かった…😅
物語は最悪だと思ったけど、前半が良かったのでスコアはこのくらいです。
😐「ぼそぼそ…。ぼそぼそ…。」
うん?何言ってんだかよく聞こえないな〜。聞き耳を立ててっと。
🤬「俺には殺人鬼の血が流れてるんだよっーーーー!!!!(クソデカ大声)」
ぐわーーーっ!!耳がぶっ壊れるー!!!
…これホントやめて。邦画あるあるっちゃ邦画あるあるなんだけど、本作はこれが多すぎ。
音量は一定に保ってくれ。耳が死ぬ。
主人公に感情移入出来ない…
吉高さんと清原さんの演じる美紗子はとても美しくて、純粋で人外じみていてとても良かったです。
ユリゴコロについての淡々とした回想のくだりは全体的に良かったですがストーリーの大筋は想像通りでした。
基本的に好みのはずなのですが、とにかく主人公に感情移入出来なかったのが悲しかったです。
殺人鬼の血が自分に流れてると知ってショックを受けたあと破壊衝動に駆られるのが理解出来ず松坂さんが迫真であればあるほど、踏んだり蹴ったりな現状に加えてルーツが特殊なことを知ってバグっちゃった厨二病に見えて冷めてしまいました。
元からそういう素質があって、忘れていたり押さえつけたりしてたそれのタガが外れたみたいな描写があれば良かったのかなと思います。
最後の最後にヤクザを皆殺しにした所で急に美紗子の生々しさが薄れたのもなんだかなあと言う感じでした。
もし、自分が殺人衝動を抱えて生きるとしたら。。。
殺人衝動に苦悩する殺人犯を描いた作品は多いが、ここまで共感性が高くゆえに観ていて辛い作品はあまりない。
殺人衝動を抱える殺人犯の多くは、
・親の影響や幼少時のトラウマが原因で殺人衝動が発露
・本人がすごいサイコパス
のどちらかまたは両方であることが多いが、美沙子はどちらでもないので自分の身に置き換えやすい。
例えば、エッチな衝動を抑えられない人、賭け事の衝動を抑えられない人、浪費の衝動が抑えられない人など普通にいるが、それが殺人衝動であったなら自分はどうしているだろうか。
マーダーだよ
原作未読
原作は『彼女がその名を知らない鳥たち』の沼田まほかる
監督と脚本は『君に届け』『おもいで写眞』の熊澤尚人
山のペンション風カフェレストランを営む亮介の婚約者千絵が突然失踪
父が余命わずかな末期癌
父の部屋で表紙に「ユリゴコロ」と書かれたノートを発見
それは連続殺人鬼の美沙子が書き記した自らの暴露本だった
彼女が自分の母だと気づいた亮介は発狂
千絵の友人と名乗る細谷の協力でヤクザの事務所に監禁されている婚約者を救出に向かう
包丁を持って乗り込んだがヤクザを全て殺されていた
救出された千絵の証言で細谷が生きていた母だと知った亮介は整形した美沙子と再会する
内容が内容だけにちょっと悪趣味というかグロい
ナイーブな人にはお勧めできない
リストカットのシーンはあるしレイプシーンもある
亮介が虫を踏み潰すシーンはあるし子供が殺されるシーンもある
金井勇太が演じたラーメン屋のあんちゃんはちょっとかわいそう
『君に届け』の監督だからと同じ感覚で観るべきではない
亮介の母を演じたのが吉高由里子と清原果耶と木村多江
亮介の父を演じたのが貴山侑哉と松山ケンイチ
吉高由里子と松山ケンイチのカラミのシーンで大量のオナモミが由里子の裸体を覆うわけだがかなりインパクトがあった
マグリットの作品みたい
オナモミのような植物を地元では「バカ」と呼ぶがなぜだろう
寄生獣じゃあるまいしヤクザを皆殺しにすることに無理を感じたが拳銃でも使ったのだろうか
みんな良かったがリストカッターみつ子役の佐津川愛美が特に良かった
演技派の役者さんばかりで、ぐっと惹き込まれました。 リストカットの...
演技派の役者さんばかりで、ぐっと惹き込まれました。
リストカットの場面は具合が悪くなりそうでした。人を殺す事に快感を感じる人に共感する事は出来ませんが、もともとの脳の働きで自分では制御する事が出来ない感情と思いました。
全体的に重いストーリーですが、松山ケンイチの優しさに救われました。
ミステリーではないかな
原作未読ですがミステリー小説を映画化と謳っていたので、その要素は薄いかなぁと。
前半のグロさはあるけど、どちらかというとヒューマンドラマのような印象。
後半の話の流れが少し都合良すぎないか、という感じもしたけど、全体的に設定や内容がおもしろかったし役者さんの演技が素敵で、特に吉高由里子さんは素晴らしかった。
セリフも少なく感情の起伏があまりないキャラクターですが、変化していく心情など表現力がすごいです。
「ユリゴコロ」ってなんだろー?という興味から入った作品なので、割と...
「ユリゴコロ」ってなんだろー?という興味から入った作品なので、割と冒頭にそれが判明してしまい、その後のストーリーに今ひとつ没頭できず。邦画特有の生々しさにウエッてなる気持ちの方が勝ってしまって、ちょっと観るのが辛くさえあった。
「ユリゴコロ」というワードそのものに物語を左右する何かがなければ、ただの空耳アワーだと思うのだけど、なんでタイトルにしたんでしょうか。原作にはあるんでしょうか。
殺人でしか生きてる実感を得られない人間が、子供を産んだだけであんなに変われるものですかね??そこに観客を説得させる強さがないと感じました。
殺人鬼の血が流れている。
原作は未読です。
殺すことを快感と思う気持ちがわからない。
松坂桃李の穏やかな様子が一変し。彼女をヤクザから救いたい気持ちから殺したい衝動に駆られる。どうして気持ちがそうなるのかわからなかったが母の血が流れていることを知って納得する。
殺されることが救いなんて…。殺せるはずがない。頼まれても殺せない。ましてや夫婦だから。最後の展開は違和感を感じた。そしてヤクザを殺せる。の ?
松坂桃李の演技はすごい。と思った。
でも ? の世界だった。
ユリコゴロとは殺したくなる心。なの
全252件中、1~20件目を表示