「気になる点はあるが従前よりは楽しめたし泣けた」君のまなざし LightDEENさんの映画レビュー(感想・評価)
気になる点はあるが従前よりは楽しめたし泣けた
これまでのこの製作者の映画は、教祖礼賛・非現実的奇跡が鼻に付いたが、これはマシな方で、ストーリー自体は、難しい点もあるが、面白かったし、けっこう泣けた。
残念だったのは、特に大川宏洋のセリフが滑らかでなく、いちいち気になること。頑張っているのは判るが。また、歌も素人級。発声も活舌も歌も、もっと訓練せよ。
後半で、説法臭いセリフが多くなるのは、映画の趣旨からして仕方ないとしても、もっと自然な言葉、日常的な言葉、リアリティのある言葉にして欲しい。「そんな言い方しないだろ」と気になってしまい、内容がスッと頭に入ることの妨げになる。
ついでに、エンディングの曲は、教祖の作詞・作曲らしく、従前のものよりはマシな気がしたが、それでも、相変わらず、サビの部分であっても、印象的でなく覚えにくいメロディー・歌詞であるとともに、メロディーに歌詞がきちんと乗っていないことから、素人的・文化祭的・自己満足レベルを依然として脱し切れていない。
もういい加減、外部のプロやヒットメーカー(例えば、織田哲郎、桑田佳祐、筒美京平氏など)に頼むべきだ。
水月の顔と演技は残念すぎ。巫女にも合わない。
とはいえ、全体的には、最初からハラハラしたり、いろいろな布石が打たれていたりするなど、かなり面白かった。だからこそ、気になる点が余計に残念。
コメントする