劇場公開日 2017年5月20日

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「気になる点はあるが従前よりは楽しめたし泣けた」君のまなざし LightDEENさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0気になる点はあるが従前よりは楽しめたし泣けた

2017年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 これまでのこの製作者の映画は、教祖礼賛・非現実的奇跡が鼻に付いたが、これはマシな方で、ストーリー自体は、難しい点もあるが、面白かったし、けっこう泣けた。

 残念だったのは、特に大川宏洋のセリフが滑らかでなく、いちいち気になること。頑張っているのは判るが。また、歌も素人級。発声も活舌も歌も、もっと訓練せよ。

 後半で、説法臭いセリフが多くなるのは、映画の趣旨からして仕方ないとしても、もっと自然な言葉、日常的な言葉、リアリティのある言葉にして欲しい。「そんな言い方しないだろ」と気になってしまい、内容がスッと頭に入ることの妨げになる。

 ついでに、エンディングの曲は、教祖の作詞・作曲らしく、従前のものよりはマシな気がしたが、それでも、相変わらず、サビの部分であっても、印象的でなく覚えにくいメロディー・歌詞であるとともに、メロディーに歌詞がきちんと乗っていないことから、素人的・文化祭的・自己満足レベルを依然として脱し切れていない。
 もういい加減、外部のプロやヒットメーカー(例えば、織田哲郎、桑田佳祐、筒美京平氏など)に頼むべきだ。

 水月の顔と演技は残念すぎ。巫女にも合わない。

 とはいえ、全体的には、最初からハラハラしたり、いろいろな布石が打たれていたりするなど、かなり面白かった。だからこそ、気になる点が余計に残念。

LightDEEN