「ニノとアリスのモモとユズ」覆面系ノイズ どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
ニノとアリスのモモとユズ
公開当時、原作漫画は まだ完結していませんでした。そのため、実写映画の内容も 続編がありそうな終わり方で、中途半端に感じます。
ユズ(志尊淳)視点のラヴストーリーでした。
ハルヨシ先輩(杉野遥亮)も モモ(小関裕太)も 恋愛面の掘り下げが甘く、物足りなさを感じました。クロ(磯村勇斗)の出番も少なくて残念です。
今は まだ存在しませんが、続編(完結編)で、張られた伏線の回収を期待しています。メインの登場人物は、できるだけ同じキャスティングが望ましいのですが、時間がたちすぎていて、実現は難しいかもしれません。
『ビーバップ・ハイスクール』(1985年公開)、『クローズZERO』(2007年公開)、『翔んで埼玉』(2019年公開)『東京リベンジャーズ』(2021年公開)など、教師を演じた方が相応しいような俳優が メインの高校生として演じることが多いように感じます。
日本の労働基準法等コンプライアンスが製作の足枷になっていて、学園モノの実写化は困難なのでしょう。
ニノ(中条あやみ)とアリスは、ビジュアルも歌唱力も演技も良かったと思います。
BGMもロケ地も美しく、演奏シーンは迫力がありました。
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CBさんのコメント
2025年6月9日
音楽部分だけクローズアップした感じの映画でしたね。長編原作のどの部分を強めに描写するかは、脚本・監督次第かと思いますが、描写が弱くなった部分を観たいなあ、というのは同感です。今回の俳優陣ではさすがに苦しいという点も同感なので、誰か、恋愛部分を強調した映画を、新キャストで撮って、俺たちに観せてくれるといいですね。