人狼ゲーム ラヴァーズのレビュー・感想・評価
全12件を表示
究極のクズ
途中までは良かったのになぁ…。正直、主人公がゴミクズすぎて絶句しました。特にラスト、一香を殺し、さらに妹を運営に売るという、佐久間も真っ青な選択をした蘭子。これは、父親が妹を生贄にしていない=妹を愛している、という考えのもと、父親が一番苦しむのが妹を差し出すことだと思ったからでは?いやね、父親に売られて辛い、悲しい気持ちは共感できるんです。でもヒナタは、それでもあなたには帰る場所があると、幸せになってほしいと思って蘭子の裏切りを受け入れたんだよね?それなのに一香を殺し、妹を売り、さらに自分は運営側に回るなんて、無駄死にもいいところですよ。むしろ一番処刑されるべきはこの主人公でしたと、そういう話じゃないでしょうか?wわりとマジで。虎之助やヒナタがいいキャラだっただけに、残念です。
本当の命がかかったらどうなるのかに応えるストーリーと良いラスト
謎が残る感じ。
シリーズ未鑑賞で、ラヴァーズが初見。
人狼ゲームのルールはある程度知ってます。
人狼ゲームに参加する全員が経験者で、
キューピッドと恋人が追加されています。
人狼側も村人側もどっちも敵って大変だ…。
でも最後、恋人を殺して運営側に回るって…。
あー、闇が深いなーというのが感想ですね。
嘘と裏切りと生贄
今回は「狐」や「狂人」は無くなり、新たに「キューピッド」1人と「恋人」2人という役柄が増えた。キューピッドに選ばれた者は開始直後にサブ役柄として恋人2名を指名する。ゲーム終了時に恋人が生き残っていれば恋人、キューピッドが勝利するというもの。ただし、恋人の片方が死亡すれば、もう一方も死んでしまうという残酷なものだ。恋人は村人側であっても人狼であってもかまわない上に、今回は村人と人狼二人が選ばれたために、勝利条件は人狼側が勝つしかないという論理ゲームとなった。
序盤の段階で役柄は大体わかっているこの作品。5作目ともなれば、徐々にゲームとの面白さがわかってくる。とにかく最初の処刑はゲームをしきりたがりのお喋りな奴が犠牲となるのも定番のようだ。そんな中で、いきなりリア恋人同士が同時に霊媒師だと名乗り、嘘と裏切りの重圧がかかってくる。さらに、キューピッドのひなた(溝口恵)は白血病で余命いくばくもないので賞金が欲しい。恋人に選ばれた人狼の高野蘭子(古畑)は父親の作った借金を返したいという執念がゲームを面白くさせる。
今作の特徴のもう一つは参加者の中に元運営(ゲームを外から楽しみ非合法な賭博の対象としてる奴ら)が賭けの負けがこんできて強制的に送り込まれた者がいること。また、終盤にはその元運営を追い詰め、全貌が見えてきたことにある。
義父の借金の原因がこの非合法賭博に参加していたためとわかり、ショックを受ける蘭子。5人が残った際に、役職がすべて把握できる立場にあったため、示し合わせたように村人の女の子を指名すれば、人狼側の勝利となるものの自身が「恋人」であるため、蘭子、キューピッドひなた、「恋人」一香(佐生)の3人勝ちになるはずだった。しかし、1億を3人で分けるより2人で分けたほうがいいという一香の誘いに乗り、裏切り行為に出たのだ。これで勝ちは蘭子、一香の二人で5千万ずつ。めでたしめでたし・・・と安心させておいて、蘭子はさらに一香を突き落として一人勝ちを選んだのだ。テレビに向かい、「1億円の参加費で私をそちら側に入れてください」「掛け金の代わりに生贄として義妹を差し出します」と叫ぶ。復讐に燃える女子高生を演じているのだ。
これでエンディングを迎えるのだが、もしそのゲームに賭博で参加している義父が大勝していたらどうなるのだろう?負けていても義父の実の娘を生贄にするだろうし、蘭子の申し出は受け入れられないかもしれない。どちらにしても虚しい結果になるはずだ。そのくらい論理的に考えろよ・・・
役職が全てわかっていても、嘘と裏切りの心理ゲームが楽しめる作品にはなっていた。5作目まで見てしまうと、人の命というものに麻痺してしまう運営側と同様、自分も怖くなってしまう・・・
なにこれ全然飽きないよこのシリーズ
新しく役職「恋人」が加わっていた。
人狼側村人側それぞれに生き残らなきゃいけない理由が前回までとは違いちゃんと見えて面白かった。
4作目に続き具体的な運営側が見えたり人狼且つ恋人の主人公の動向や全員がゲーム2回目で疑心暗鬼になっていて見応えがあった。
最後なんでキューピット殺しちゃうのーーーーって思ったけど
友情なんて親や妹への恨みに比べたらどうでも良くなっちゃうのかなあ。
いや相変わらずこのシリーズどれみても外れないな。おもろすぎ。
恋人設定のジレンマ!!
シリーズのファンですが安定の面白さです。通常の役職プラス恋人設定が加わり、どちらでも生き残らなければならないというジレンマを上手く描いています。更に運営側の人間が参加しているのも、参加者に注意を逸らさせ観客を退屈させず上手いと思います。主人公にはあまり魅力を感じませんでしたが、今回はこれでも男性陣が結構頑張った方ではないでしょうか。
何だかんだで今回も楽しめた、5作目でも全然飽きない
ド嵌りするところまではいかないものの、何だかんだで見てしまうシリーズ、さすがに5作目ともなるとそろそろ飽きそうなものですが、このシリーズは全然飽きません、確かにマンネリ化している部分もありはしますが、でもそこも含めて面白い的な、ある種中毒性のあるシリーズですね。
低予算のシチュエーション・サバイバル・スリラーなんで、突っ込みどころや細かいところが気になってしまう方はきっとダメだと思うのですが、もう5作目ですから、それは仕方ないと割り切って見ている方が大半だと思うので、勿論好みの差はあれど、まあ今回も十分楽しめる内容ではあったかと思いましたよ。
さて今回、まず今までと違う要素で言えば、参加者全員が人狼ゲーム経験者だったことでしょうか。
と言うことは、人狼だったにせよ村人だったにせよ、あの壮絶なサバイバルを生き残った猛者達と言うことで、大袈裟なぐらいにオドオドした人がいないことと、回りくどい説明が必要なかったことでスムーズに話がスタートしたのは私的好ポイントでした。
経験者ならではの駆け引き、思考、それから残虐性もアップ、ただ経験者だからこその理論を披露するも自分が指名されると無駄なあがきをしてしまうのは、やはりそこは人間の性なんでしょうか、ウザったいと言えばウザったいのですが、もしも自分がその立場だったら、やっぱり潔く死なないで恨み節タラタラだろうからなぁ・・・(苦笑)
それと今回投票で指名された者を皆で殺害しなくてはならないパターンに戻っていたのは、無駄に時間が掛かって私的には少々マイナス要素だったかも。
新要素で言えばもう一つ、役職にキューピットと恋人が増えましたね、狐やら狂人やら、毎度新要素を注入してマンネリ化を防いでいますが、今回もまた新たな推理要素が盛り込まれ、ちょっと複雑化、とは言え、今回は最初から人狼とキューピットと恋人が見る者に誰か明かされた状態で始まるので、むしろ推理要素は薄かったでしょうかね。
サスペンス・バイオレンス重視の作風は賛否ありそうですが、まあこれはこれで楽しめましたよ、ドキドキ度はやや薄めでしたが、その分各人のドラマが濃かったりして、過去作よりも感情移入度高めで楽しむことが出来ました、今までには無かった運営側サイドの話も盛り込まれ、過去作とはまたテイストが若干変わってきたのも特徴的でしたね、次回作にも影響しそうな雰囲気で、今後がまたより一層楽しみになってきました。
結末はある程度想像通りだったな・・・と思わせといて、そう来ましたかな結末にはちょっとビックリ、ドラマ要素をより多く盛り込んだのは、そう言った訳だったんですね、次回以降に含みを持たす結末にはある程度満足、勿論ご都合主義的部分は多分にありましたが、まあそこはご愛嬌と言ったところで。
しかし主人公を演じた古畑星夏の力強さはインパクトありましたね、このストーリーのヒロインに見合う存在感を見せてくれたと思いました、このシリーズには珍しく男側の池田純矢も十分存在感を示したでしょうか、役者陣の演技の質はシリーズ1、2を争う出来だった印象です。
恒例のエンドロールでの役職紹介は、大体の人の役職が既に何であるか分かっていた為、特に驚きが無かったのはちょっと残念、でも全体的には今回も何だかんだで楽しめたシリーズ5作目でした。
新たな勢力の台頭で、混迷する頭脳戦。究極のサバイバルゲーム!!
【賛否両論チェック】
賛:全員経験者や第3勢力等、新たな要素がゲームの勢力図を変え、先が読めないハラハラドキドキのサスペンスが繰り広げられる。悲壮なまでに勝とうとする主人公の姿も切ない。
否:前作以上にグロシーンが多いので、苦手な人には向かない。ゲームの理屈は結構頭を使うので、展開を追うのが大変かも。
前作までと同様に、頭脳戦を絡めた騙し合いのゲームという良さはそのままに、今回は〝全員経験者”と〝「恋人」勢力の存在”という、2つの要素が追加されているのが魅力的です。「村人」とも「人狼」とも異なる第3の勢力の存在が、ゲームの均衡を大きく変え、経験者ならではの手の内を知った心理戦が、人狼ゲーム特有の緊迫感を極限まで高めてくれています。
一方で、処刑も自分達でやらされる等、グロいシーンも前作よりも増えているので、苦手な人には向かないかも知れません。
ラストもややあっさりしている感がありますが、極限状態の心理戦を戦うヒロインに圧倒される、ハラハラのストーリーを是非お楽しみ下さい。
全12件を表示