劇場公開日 2017年1月7日

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「パヨパシフィック・ウォー 2016年米国映画 原題 米重巡インディ...」パシフィック・ウォー あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5パヨパシフィック・ウォー 2016年米国映画 原題 米重巡インディ...

2025年2月12日
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鑑賞方法:VOD

パヨパシフィック・ウォー
2016年米国映画
原題
米重巡インディアナポリス
乗組員達の勇気
それに比べると邦題が太平洋戦争とやけに大きいのです

というのも観ての通り本作はインディアナポリスといイ号潜水艦との戦いの映画なのか?
その沈没後の生き残りの乗組員達の鮫とのサバイバルの映画なのか?
いや若い水兵達の青春物語なのか?一体何がメインなのか良く判らない映画だからそうなってしまったのかもしれません

史実に基づく物語と冒頭にでます通り歴史の皮肉を感じる物語です

もし撃沈が秘密任務の往路に起きていたら?
2度の原爆投下は起きなかった?
それこそ太平洋戦争の結末が違ってきたことでしょう
広島と長崎の悲劇は無くなっても
本土決戦が起こり日米双方に2発の原爆を上回る死傷者と日本の国土荒廃をもたらしたかもしれませんし、結局別の新たな原爆が投下されていたかもしれません
その辺のことを言いたいが為に変に大きな邦題にしたのだと思われます
ラスト15分は戦後軍法会議に証人として出廷したイ号潜水艦の橋本艦長が登場して、結局本作の製作意図も実はその辺にあったことがわかりますが、結果として本作は一体何がメインの映画だっだったのか?焦点を絞りきれていない失敗作としか言えないない残念な作品になってしまっています

人間魚雷回天が登場します
回天については邦画の「イ57降伏せず」と「人間魚雷回天」をご覧になって下さい
本作と併せて御覧になられると本作の本当の製作意図がなんとなく見えてくるように思います

あき240