「原作者、兎丸先生と漫画のファンです◎」帝一の國 すずさんの映画レビュー(感想・評価)
原作者、兎丸先生と漫画のファンです◎
原作者、古屋兎丸さんの大ファンでもちろん帝一の國も以前より知っていて大好きな漫画の1つでした。主人公の帝一や今回主要キャストになっているキャラクターの面々はもちろん、サブのキャラ達にも感情移入しすぎて、映画の約2時間を見て満足できるはずがないと思って、映画観賞は延ばし延ばしになっていました。。ですが、結論【とても良かった】!!
なにって構成と役者さんの演技が素晴らしいなと。14巻もあり、内容も濃い濃い原作なので元より全て綺麗に詰め込まれてるなんて思ってません。でも、この場面とあの場面が繋がってるんだなって何度も何度も思って、それが自然でかつ良い!!監督さんはじめ、脚本さんや演出さん凄いなって感動しながら見てました。
映画オリジナル要素もあって、個人的には帝一と菊馬のグラウンドでのやりとりが良かった。なかなかキャラクターの背景を描く時間がない中、あれがあったことで2人と海帝高校で選挙戦を戦う皆んなの思いや葛藤など深みが出たと思います。
あとあと、個人的にとても嬉しかったのが画面の端々に原作キャラクター達が描かれていたこと!お札を仰いでる森兄弟や、森園さんの片腕(副ルーム長)の京さん、玉三郎など、、あぁ、原作ファンも大切にしてくれてるんだなって感じました。
誰が見てもコメディチックで笑えるところで映画館に来ていた人達はくすくす笑っていて、私は私でもっと細かく原作を描写してくれているところに笑い、感動してなんだか変な感じでした。笑
菅田くんをはじめ、イケメン俳優さん揃いでミーハー心で見に来ている人達にも、古屋さんの描く帝一の國見て欲しいなって思いました。(森園さんが好きで、またまた好きな千葉くんが演じていて幸せいっぱいでしたが◎笑)
あえて、少し残念だったのは、帝一父が菊馬父の仕掛けで刑務所入りしてしまうシーン(映画館オリジナル)、あそこは帝一にはお父さんを信じて欲しかった!本当はピアノが弾きたかっただけという帝一の想いを出すのには必要で、構成はなるほどと思いましたが、帝一はお父さんのことを心の底から信頼尊敬してブレないのです。あと、光明くん。帝一に対してはLoveではなくあくまでLikeなのですよ◎(でもビジュアルとニャンはgooood!)
演者さん達のなりきり具合も素晴らしくて、2部作でも3部作でも何部作でももっとじっくり【帝一の國】やってほしい、これで終わりなんて勿体無いな。
帝一と弾、美美子の三角関係も見たいなー!
1年生達も見たいなー!
私は原作を愛しすぎているので、どうしてももっともっとと求めてしまいますが、とっっても素敵な実写化でした◎ありがとうございます!!