「クセになるストーリー。破天荒に描かれる政界の縮図。」帝一の國 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
クセになるストーリー。破天荒に描かれる政界の縮図。
【賛否両論チェック】
賛:野望を秘めた主人公が、あらゆる策略で生徒会長を目指して奔走する様が、非常に痛快で面白い。人気若手俳優の方々が演じる、個性豊かなキャラクターのオンパレードからも、目が離せない。
否:ストーリーそのものはかなり荒唐無稽なので、現実感はまるでない。
生徒会長経験者が政界でのし上がっていくという、奇想天外な名門校を舞台に、
「総理大臣になって、自分の国を作る!!」
という野望を胸に秘めた主人公が、様々な策略を駆使して、生徒会長を目指していく様が、痛快に描かれていくのが印象的です。
また、そんな主人公を取り巻くライバル達の、個性が強すぎるキャラクターの数々も、本作を彩る魅力の1つ。親の代からの宿敵・東郷は勿論、どこまでも真っ直ぐな熱血漢・大鷹弾や、氷室ローランドを始めとする異色の先輩達、そして永遠の相棒・光明等々、一癖も二癖もある登場人物達が、主人公を巻き込んでハチャメチャな選挙戦を繰り広げていきます。人気若手俳優陣の怪演・奇演が光ります。
世界観を含め、やや好みが分かれそうな作品ではありますが、気になった方は是非チェックしてみて下さい。
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