「痛快男子校コメディ」帝一の國　f-1-oさんの映画レビュー（感想・評価）

原作は連載時につまみ食い程度に読みました。
登場人物全員の演技のレベルが高い中、やはりセリフの多い菅田将暉の役への没入具合は素晴らしいものでした。

気になったのは小道具やセット類です。テレビや校舎が昭和的である一方、帝一の部屋の卓上灯や、後半で父と帝一が対話する場所等が現代的であり、違和感を覚えました。
悪いと思ったのはそれくらいです。ギャグや視覚的小ネタには大いに笑わされましたし、帝一の行動の「ぼくの国を作る」という考えに至った理由は理解のできるものでした。家族や、カップルで見るべきGW映画筆頭だと思います。