「新章の導入として申し分ない」ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 猫シャチさんの映画レビュー(感想・評価)
新章の導入として申し分ない
最終章という事ですが、最後だからと壮大なお話にするでもなく、普段と変わらぬ緩さを感じせる導入部。全く気負わず平常運転の本作には、そろそろ王者の貫禄のようなものさえ感じられます。
売れ線から商売としては成功しなかったマニアックなものまで、多くの作品を手掛けてきた水島監督だけに、キャラクターのアイディアや設定の弄り方(今回なら学園艦という部分)等のアイディアが枯れないのが凄い。高らかに進軍する新しい対戦相手を観て、「ああ、ガルパンが帰ってきたなあ」としみじみ感じる1作。軍事的、笑い的な小ネタから2話への引きの作り方まで、手堅くまとまっており隙がないですね。
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