「ジャームッシュとポップミュージック」ギミー・デンジャー hideaquiさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャームッシュとポップミュージック
「パターソン」を見た後、さてこの作品はどうしようかなあと思っていたのだけれど、トム・ペティが亡くなって、ああ、これは見に行けということなんだろうなと、そんな行きがかりで見に来てみた。
振り返ると、自分には、ジャームッシュで知ったポップミュージックというジャンルがあるのだと気づかされる。スクリーミン・ジェイ・ホーキンス、ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ。
実はイギーポップ&ストゥージズは名前を知っていたという程度。デヴィッド・ボウイとかの周辺情報としてだ。
この作品を見たいまは、はずかしすぎてひきこもりたいくらいだ。なんだ、自分が好んで聴いてきたポップミュージックの一部のルーツじゃないか。そういう存在は、ビートルズとか、ベルベット・アンダーグラウンドとか、ニールヤングとか、だいたい聴きかじっていたつもりだったけれど、盲点てあるんだなあ、いくつになっても発見ってあるんだなあ、と新宿の雲間の名月を見上げたのだった。見に来てよかったなと。
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