「マーヴィンかわいい、いや全部かわいい。」パターソン だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
マーヴィンかわいい、いや全部かわいい。
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詩の芸術性を味わう素養がなく、英語の詩なんて更にわからないけど、雰囲気だけでも十分楽しい映画でした。
パターソンみたいに暮らしていけたらいいなと思います。
食うに困らぬ仕事、趣味、馴染みの店、マーヴィンとローラ、乗客の会話の盗み聞き。
同じことの繰り返しのようでいてドラマチックな日常。
いいなと思いました。
ふたごリフレインとか、街の名のパターソンと主人公の名前のパターソンとか、飲み屋の壁の殿堂入りとか、日本人の詩人の存在とか、わからないことはたくさんあるんです。私には難しいだけなのですが。
でも、ローラ面白いし(水をがぶ飲みしなあかん=ま◯い料理とか)、バスの乗客の会話もふっと和むし、何よりマーヴィンが、可愛いすぎるやろってことなんですよ。
毎日ポスト蹴ってたんかなー?、散歩ルード変えたら嫌がるとか、ちょっとローラと仲悪いよねとか、詩のノートをあれしちゃったとか、ソファーに駆け上る仕草もいちいち可愛い!はっはっはっはってゆう息さえもかわいい!!!と思いました。
詩を愛するパターソンも可愛いです。詩的なものを見つけたら近づかずにはいられない。道端の女の子も、コインランドリーのラッパーも。
ノートが粉々にされてマーヴィンを許せない時の顔の可愛いこと。
一番かわいいのは、ローラにありがとうを何度もいい、ローラのすることを何度も褒め、ローラに何度も口付けるパターソン。それがあたりまえであるパターソンですね。
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