「星つけるの難しい」スレイブメン Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
星つけるの難しい
単純なヒーロー物かと思ったら、そうじゃないんだよね。
井口昇監督のデビュー作が《わびしゃび》っていう、監督が好きだった後輩の女の子を撮る映画なんだけど、その続編のおもむきだった。
《わびしゃび》は女の子を撮るだけで、何もできないんだけど、《スレイブメン》では「『誘って、撮って』ってのをきちんとやらなきゃ」とか「女の子神格化しちゃ駄目だよ」とか、《わびしゃび》当時の監督を叱責してる感じもあんのね。
だんだん、しょうもない井口昇が頑張る話を観てる気分になんだけど、井口青年なんか応援したくなんだよね。「頑張れ!負けるな!」って素で思って観てたもん。
色々とあったラストは、まあ、まとまった。それで思うんだけど、これ、面白いとか詰まらないとか言うの違う気がすんのね。「ズドーン」と出してきた井口昇をどう受け止めるかだね。
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