「Dreamworks Animation」トロールズ vary1484さんの映画レビュー(感想・評価)
Dreamworks Animation
ドリームワークスアニメーションらしさ溢れる良作!
アニメーション映画というのは洋画業界でも大きなジャンルです。ディズニー・ピクサー、イルミネーションと並び、このドリームワークスアニメーションスタジオは素晴らしい作品を毎回作ってくれます。
今回のテーマは”色”。さらにはミュージカル形式という今の流行を取り入れ、新たにフェルト生地のテクスチャを使ったアニメーションの表現を導入しています。さらには、アナ・ケンドリック、ジャスティン・ティンバーレイク、ジェームズ・コーデンと、若者人気間違いなしの声優陣を用意。脚本はアニメーションの鉄板とも言えるヒーローズジャーニー。んで良い音楽、いろいろな映画のオマージュ満載とくれば、面白くないわけがない。家族連れで楽しめる良作です!
この作品でやはりすごいなと思ったのは、テクスチャ。アニメーションがデジタル化してからさらに発展を続けているテクスチャは、一概に言えば、アニメーションの質感。3Dアニメーションになってから、光やカメラをアニメーションの中に実際に入れることができるようになり、現実世界との相違を作り上げるのがテクスチャ。ディズニーが先導切って、”トイ・ストーリー”や”モンスターズインク”などでピクサーとともに切り開いてきた道。今作はフェルト生地でキャラクターや周りのバックグラウンドを表現するという、スクラップブックから飛び出してきたキャラクターたちという発想。そこに一本一本、本当に生えているような毛並み。とても美しく感動しました。
いまだに作ることが難しいと言われているテクスチャは多くあるので、つまりはまだまだアニメーションの進化していくだけのポテンシャルがあることにとても興奮しませんか?映画という特別な媒体の中でこれまでの知識や技法を生かしながら新たなことに挑戦しているデジタル業界はまさに脅威。ジブリやポノック、ライカのようなアナログなアニメーションとともにさらに映画業界を盛り上げていってほしいです!