ハクソー・リッジのレビュー・感想・評価
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メルギブソン…やりましたね。 中々長めだったけど、無駄なシーンはな...
沈黙サイレンスとの連続性!!!
人として、人を救う
ウソのような本当の話
実話と知らずに観ていたらなんて真実味のない話だ、と思うところだった。主人公が信心深く、平和主義なのは結構なことだが、軍隊という規則で成り立っているような組織を根源から覆してまで主義主張を通すところに白人的傲慢さが見えた。この戦闘シーンが本当なら、主人公が生き残ったことは奇跡的であり、信心深いメル・ギブソンがありがたがって映画化したのには納得がいった。
迫力が凄くて
メル
マッドマックスが撮ったスピリチュアル映画。戦争の悲惨さとか、そういう感じでもない。なんなんだろう、この流刑地オーストラリア出身のメルが描く一貫して血みどろなキリスト教感は。自らの肉体を傷つけるプリーチャーというのはイーストウッドの専売特許なのだけれど、イーストウッドが亡霊なのに対して、ギブソンは精霊系。顔のない天使の時から。炸裂するカトリシズム、パトリオティズム、血を浴びる身体。さすがマッドマックス、崇高さのかけらもなく、凄く面白い。かつてなく誠実な日本人兵の描き方な気がする。自爆、ハラキリ、紋切り型で、何を信じてるかの違いだけでイエモンもヤンキーもお互いすこし狂ってて。切断された遺体を盾に特攻する米兵と、白旗揚げて自爆する日本兵の対比はフェア。
知ることが出来た
自己犠牲
ドスは確かに模範的な良い人です。ただこの作品は、「人を殺す」という戦争の核心には触れていません。ドスの様な善良で盲目的な人のおかげで、戦争という殺しが継続できることだけが分かります。なぜなら彼は、文句を言ったり、発狂したり、途中で辞めたり、逃げたりせずにいるからです。頑なに信念を曲げない事は決して悪いことではありませんが、この作品で描かれているドスには、共感することはできませんでした。
この作品のテーマは「戦争」という本質と向きあうのではなく、自己犠牲の精神を美談として描いている様に感じました。美談に仕立てると戦争の本質が見えなくなります。自己犠牲という暴力が見えなくなります。日本軍も過労死もブラック企業も必ず自己犠牲を強いてきます。もともとそういう考えの作品であれば、仕方がないとしか言えません。
本当にすごい映画です。戦闘シーンはやり過ぎではないでしょうか?でも...
本当にすごい映画です。戦闘シーンはやり過ぎではないでしょうか?でも、第2次世界大戦の沖縄であのような戦いがあったこと、初めてしりました。日本兵と戦う話ですから、日本人としては、ちょっと複雑ですが、米兵がヘルメットなのに、日本兵は布の帽子をかぶっていて、それだけでも、当時の国力の差が感じられました。
それにしても、実話ということ。武器を持たずに、弾丸が飛び交う中、救助に徹するとは、男ナイチンゲールとでもいいましょうか。
最初の段階ではどちらかというと、主人公は、のんびりした感じに描かれていますが、戦場では負傷兵を担いで逃げる、強靭なスーパーマンに変身するのです。ヒューマンストーリーであり、ヒーロー映画でもあるのです。
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