「つらい…」ハクソー・リッジ ごりらさんの映画レビュー(感想・評価)
つらい…
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つらい…。
敵が御先祖様方な映画、思った以上につらい…
日本側の状況や心情等々の知識があるから、決死の表情で襲い来る日本兵に感情移入しすぎてしまった。
日本兵も助けてくれてありがとう…。
戦争よくない…。
そしてこんな偉業を成し遂げなければいわゆる“普通“と違う考えが認められないのも、辛かった。
戦争により、精神を病んでしまったお父さんも辛かった。
戦争映画なんて絶対泣いてしまうと思ったけれど、あまりにも辛すぎて涙が出なかった。
感動秘話!のようにドラマチックに描かれるのでなくて、ひたすらに信念を貫き通す主人公を静かに追っている感じがとても良かったな。
日本側を過度な悪として描きすぎずにいてくれた製作陣に感謝です。
褌一丁で手榴弾を持ち一矢報いようとする場面や切腹等々、少ないながらも私が学んできたような日本兵についての情報が誠実に映像化されていて、ありがたし…となりました。
たしか日本側は手当てアイテムもそんなになかったはずな中、アメリカ兵は点滴やモルヒネ等充実した医療アイテムが用意されていたのを観て、はあぁぁ…日本兵辛い…となりもうした。
戦争よくない…。
私がハクソーリッジに衛生兵として取り残されたとしたら、足がすくんで一歩も動けないと思う。自分の信念を真っ直ぐに貫き行動に移せるなんて、本当に勇敢な方だと思いました。
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