「信念を曲げたら僕は生きていけない」ハクソー・リッジ ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
信念を曲げたら僕は生きていけない
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あんな近距離で戦うなんて、実際、想像を絶する恐怖だったろうな。映画の中とは言え多くの日本人とアメリカ人の戦死者を出した戦いは凄まじいのひとこと。
デズモンド(主人公)が、「汝、殺すことなかれ」とのキリスト教の教え(モーセの十戒の一つ)を守るという点では、一見キリスト教の物語とも言えるが、根底に流れているのは、自分の信念を貫くことの大切さである。
なお、入隊直後の訓練時、銃を持たないので上官に呼び出され時の尋問で、僕の宗派では土曜が安息日で、というセリフがある。日本語字幕では省略されてしまっているが、英語のセリフではその前に、確か、I'm a seventhday ・・・と言っている。これは、彼がちょっと特殊なキリスト教の一つである、セブンスデーアドベンチスト協会という宗派に属していることがわかる。
※印象に残ったセリフ
(主人公が銃を持てという上官の命令に背いたため軍法会議にかけられ、牢屋で面会に来た婚約者に言ったセリフ)
デズモンド:
プライドのせい?そうかもしれない。でも信念を曲げたら僕は生きていけない。君だって失望する。
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