劇場公開日 2017年6月24日

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「自分を貫く、という勇気」ハクソー・リッジ みほきちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0自分を貫く、という勇気

2019年3月21日
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第二次対戦中の沖縄、この上陸作戦が、日米双方においてどれ程重要だったかは、語るまでもないと思う。戦闘描写も最前線だけあって、もう血みどろの肉弾戦。前半はドラマが緩やかに展開されるから、その対比もすごい。
この激戦地に、人を殺せないアメリカ兵の主人公が配属される。それどころか人を助けたいという彼は、守るべき部隊の仲間たちからも疎外され、敵視される。けれど、自分を曲げることのない彼の意思の強さに、ただ感服するしかない。
当時の日本やドイツではまず許されない行動。プライベート・ライアンでも思ったけど、アメリカってこういうとこが全然違う。ちゃんと人道的。
敵兵を何人殺したとかでなく、助けて勲章、ってところに救いがある。

みほきち