「譲れないのは宗教ではなく信念」ハクソー・リッジ カメさんの映画レビュー(感想・評価)
譲れないのは宗教ではなく信念
個人評価:4.1
日本での沖縄戦の実話を描く戦争映画だが、伝えたいテーマは戦争実録ではなく、自身が掲げる譲れない信念を描いている。時に信念は宗教よりも勝るパワーがあり、イエスの教えよりも従う事が重要だと教えられる。
感動する作品で良作ではあるが、主人公が英雄視され、戦争賛歌のようでもあり、若者を戦地に駆り立てる要素も含まれる。
悲惨な戦闘シーンが多くあり、それは宗教の信仰心や教えなど何の役にも立たない戦争の現実がしっかり描けている。人間が最後に唯一残り、自身を突き動かすのは信念だけだ。
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