「戦争 信念 凄惨」ハクソー・リッジ awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争 信念 凄惨
主人公は信念を曲げなかったからこそ、英雄と呼ばれるだけの働きをする事が出来た。
意思の強さは、殆ど狂人のそれ。
周囲からは到底理解出来ないから、軋轢が生じる。私だって、こんな協調性の無い人間が周りにいたら決して良い感情は抱かない。
けれど、常人には何も変えられない。良くも悪くも、変革を起こすのは決まって変人狂人なのだろう。
それが良い事だと信じるならば、常識から外れようと、疎まれようと、信じた道をひた走る。その強さを見習いたい。
戦争描写は非常に壮絶。何度も目を覆いたくなり、戦争の愚かさを痛感する。
本作の敵は日本人である。日本人を徹底的に悪として描けば楽だっただろうが、そうはしていない。それは素晴らしいし、ありがたいことだ。
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