劇場公開日 2017年6月24日

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「そこには、ただ信念があった。」ハクソー・リッジ まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5そこには、ただ信念があった。

2017年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

「銃を持たないのに何故戦争に行くのか?」
この作品を観る前の疑問。
この作品を観て、戦争を肯定することは出来ないけど、腑に落ちた。

劇中様々な流れがあり、
「銃を持つだけでいいのに。そうすれば罰せられないのに。」の発言に、
「でも信念を曲げたら生きていけなくなる。」の言葉がとても響く。
この作品は誰しもが信念で成り立っていた。

戦争を肯定せず、否定せず、やらねばならない時代の覚悟を決めた人たちの映画。
アメリカ目線の映画ではあるが、どちらが正とかではなく、ただその場で殺し合いがあって、むごい戦争が繰り広げられ、その中で銃を持たずに必死に仲間を(日本人含む)助けた男の話だった。

「戦争ダメ!」と明言してはいないが、静かなるメッセージを感じる作品でした。
観て良かったと感じた。

戦争シーンはむごいシーンも多いので、苦手な人は1時間過ぎたあたりから辛いと思います。

まえじー(★は全部5にする)