劇場公開日 2017年6月24日

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「1人の人間の信念の物語」ハクソー・リッジ tkさんの映画レビュー(感想・評価)

5.01人の人間の信念の物語

2017年6月30日
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デズモンドの信念の物語でした
前半描かれたのはデズモンドの戦争前の出来事で
なぜデズモンドは
武器を持たずして戦場にいく選択をするのかを
丁寧に描いてました
デズモンドは元々信教的で幼い時と
青年期の出来事で武器を持つこととくに
銃を握ることをやめるという誓のもとに生き
戦場でもそれは変わらない。
武器を持たないのは弱者といわれ
蔑まれ、同じ隊の人からも壮絶なイジメをくらい
それでも人を助けたいという気持ちだけで
乗り切り
タイトルにもなるハクソーリッジの舞台へ
いざ本物の戦場にいくと
銃では一瞬、ほんとになにも考えずに
一瞬で人が死ぬ、これまで鍛え上げてた肉体や
精神などを無にするほどに
その映像はこれほどまでにリアルか!とも思わせ
自分が戦場に投げられてるくらい恐怖を感じるほど

いくらデズモンドがこれまで大切にしてきたものでも
この場では無駄になってしまうのではないか
そのくらい戦場ってのは酷いなって
というより自分を守るために
戦友を守るために武器を使うのは正しいことなんでは?
とも思ってしまう。

でもデズモンドは違った
1人砲撃の止まない戦場にのこり
傷ついた兵士を助けたい一心で
敵もすぐ近くにいる中
たくさんの兵士を1人で助ける、

そこには日本兵も含まれていたそう

デズモンドの行動は国のためではなく
1人の人間のための行動だったという強い信念

ただただ助けたい
その信念に深く心打たされて
後半は涙が止まらなかった

沖縄が舞台ということもあり
日本では賛否が分かれるかもしれません
でも、その描き方より
1人の、デズモンドドスという男の生き方に
色々感じることがあるはずです
悲惨な描写もありますがぜひ観てみてください

tk