「切り口が個性的な戦争映画」ハクソー・リッジ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
切り口が個性的な戦争映画
塚本監督がメルギブ映画のことを『この人は暴力が大好きなんじゃないか』と語っており自分も同意で、ただ一方で敬謙なキリスト教徒でありそういうテーマで映画も撮ってたりして、どうにも謎の存在な映画監督な訳ですが、映画は極めて正統派でした。
前半のドラマ部分をしっかり見せていて、後半とうまく対比していた。沖縄の戦闘シーンは何も言えないほどの壮絶さで。
ただ戦場の英雄的行為をしたこういう人がいた、というだけでは入り込めなかったな。日本側にもドラマがあるだろう、と思ってしまった。
その点はメル・ギブソン監督に限らず全ての戦争映画に言えることですけども。
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