「キリスト教信仰、そして、「十戒」」ハクソー・リッジ still_ontheroadさんの映画レビュー(感想・評価)
キリスト教信仰、そして、「十戒」
第二次世界大戦の最期の激戦地、沖縄での地上戦を舞台にしているので、とても複雑な思いで観た。
1人のアメリカ兵が、キリスト教信仰に基づき、十戒の「殺してはならない」を守るため、武器を持たず、負傷者を助ける「衛生兵」として働く。
戦闘が中止している時も、戦地に残り、「もう1人、もう1人」と、負傷兵の救出に全力を尽くす。
救出されたのは、日本兵2人を含む80人弱だったらしい。
一方で殺し合い、一方で救出する。とんでもない矛盾…
武器を持たないことのほかに求めたことは、十戒の「安息日(土曜日)には何もしてはならない」を守ることだった。
この映画が事実に基づいたものであったことに驚かされる。
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