「人それぞれの戦い方。」ハクソー・リッジ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
人それぞれの戦い方。
第2次世界大戦の沖縄戦で、銃を取らず、ひたすら負傷者を助けていた衛生兵がいた。その彼のお話。
戦争そのものに対する思いなどは、少し脇においておいて、それでも仲間が戦っているのに自分だけ家にはいられない。でも銃はとらない。
いま平和を享受している我々からすれば、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)の言い分は非常によくわかる。なぜそうなったかも説明されるのでよけいである。
ヒロイックな行動には懐疑的な僕だが、ハクソー・リッジでのデズモンドの行動には心を揺さぶられた。自分は真似できないし、したいとも思わない。けれど、デズモンドを見ていて涙した。
感情移入とは違う何かが僕のなかでスパークした。
メル・ギブソンはそこまで想定して撮ったのだろうか。
戦闘シーンは凄まじすぎる。
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