バック・イン・タイムのレビュー・感想・評価

バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの大ファンのジェイソン・アーロンがクラウドファンディングで資金を集め実現したシリーズ人気を愛でるドキュメンタリー映画。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは私も家内も大ファン、「未知との遭遇（1977）」を観に行った時には寝てしまったSF嫌いの家内が珍しく面白がっていた映画です。
当時の関係者に制作の経緯や裏話を聞けたのは面白かった、ディズニーに話を持っていったら、近親相姦の映画など作れるかとにべも無く断られたとか、ロイヤル・プレミアでマイケル・J・フォックスの隣にダイアナ妃が据わった、緊張してトイレに行きたくなったマイケルは立つに立てず、ずっと我慢していたそうだ。映画の魅力の要素にデロリアンは欠かせないので自力でカスタマイズしてしまったファンを多く紹介、また宙を飛ぶオーバーボードを実際に作ろうとしている企業家紹介などファンエピソードも多岐にわたって描かれています。

誰もが知っている”BTTF”。 30年前の撮影当時を振り返るキャスト＆スタッフ、今なお熱狂的なファン達、BTTFに影響を受けた現代のイノベーター達らへのインタビュー、そして各地で開催されるファンイベントの様子を綴った90分。
先日観た『ゴースト・ヘッド』と同じく、思わず涙してしまう場面も多々あり。個人的には無数のデロリアンが集うイベントが圧巻でした。デロリアンはおろか、マーティが両親に買ってもらったトヨタのピックアップトラックまでコレクションしているコレクターもいて、BTTFの影響の壮大さに改めて圧倒されました。