WE GO ON 死霊の証明のレビュー・感想・評価
全8件を表示
よくある題材の料理の仕方にオリジナリティを感じる佳作ホラー
───死後の世界があると確信できれば死ぬことも怖くなくなるかも知れない。
そう考える主人公が色々な手段で霊的な世界の存在にアプローチしようとするが…、という内容。
私も初見から「イチロー似だけど、他にも誰かの要素があるな…」と思っていましたが、残りは平井堅でしたね(笑)。それはともかく、霊を扱ったサスペンスホラーとしてはよくありそうな内容ですが、ストーリー展開などの"料理の仕方"にはオリジナリティを感じて、どう決着を付けるのか最後まで飽きずに興味が持続しました。
<< 以下、ネタバレビューです。未見の方は注意 >>
霊と共存しようと前向きに生きる事を決めたところを覆すラスト辺りの展開には賛否ありそうですが、あの人物の動機にもまあ納得感はありますし、ホラーとしての幕引きとしてはアリ。出来れば、主人公の父親の過去の事件が現在ともっとリンクしていれば、ミステリー的な謎解き要素も増して傑作になった可能性があっただけに惜しいところ。
おもろかった(^。^)
話の展開の仕方も面白く、何というか王道的な映画。ホラー映画というより、海外の怪談を映像化したみたいな素朴さが良いなと思った。
そういえば霊的なホラーよりも、人怖に重点を置いた海外の作品ってあんまないよなぁと感じた作品。調べればいっぱいあるんだろうけど。
微妙
微妙。まず、なぜ主人公が死の恐怖に捕らわれているかの説明がないので、死後の世界の存在を証明した人に3万ドルという広告を出す理由がよく分からない。次に、熊のような体格の成人男性が終始ママとベッタリなのが気持ち悪い。最後に、ストーリーが最初と最後でまるで違っていて違和感を感じる。
哀しいホラー。恐ろしくも切ない真実と、主人公の決断。
【賛否両論チェック】
賛:始めは死後の世界を知ろうとしていた主人公が、次第に恐ろしい体験へと巻き込まれていく過程が、恐怖の中にも哀しさを感じさせる演出で描かれていくのが印象深い。
否:急に驚かせる演出が多いので、ホラーが苦手な人には向かない。
死への漠然とした恐れから、死後の世界の存在を知ろうとする主人公が、次第に恐ろしくも哀しい領域へと足を踏み入れて行く様が、ホラー映画特有の演出が満載で描かれていきます。
同時に、そんな主人公の身を案じ、必死で守り抜こうとする母親の姿も、また印象に残ります。
「子を守るためなら、母親は何でもする。」
そんな母の言葉が、非常に切なく響きます。
ホラー映画が大丈夫な方であれば、観ておいて損はない作品といえそうです。
霊媒
全体的にゆったり静かなテンポの流れで、時々驚かす様な音と画が差し込まれる。霊も怖さはほぼなく、ただの驚かし要員。
ストーリーはまぁ良いとして、霊と人間の関係性、霊に出来ることと出来ないこと、等の設定が曖昧…というか適当過ぎて、ただまどろっこしく面倒臭いことしてるだけにしか感じられなかった。
オチも有って無いような感じで、前半の、本物に会いさあここからというところが山かな。
全8件を表示