パーフェクトマン 完全犯罪のレビュー・感想・評価
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追い詰められていく気持ちになる名作
作家を目指している主人公が既に死んでいる男の手記をそのまま出版社に送り、小説家デビューをしてしまった話。
主人公は大作家として名声を得るも次回作は書けない。しかも身の丈にあってない美人の彼女もでき、少しずつ嘘を付いていく。
一つの嘘は次の嘘を呼び、だんだんと雪だるまのように大きなって行く。
そこに主人公の元に「お前は嘘つきだ」という年配の男が現れ…。
見ているとこっちが追い詰められていくような名作です。
無計画
演出が悪いのか俳優が悪いのか、あまりにも主人公が衝動的で短絡的で焦りが顔や態度に出ちゃってて魅力もなく、それに振り回される人達が間抜けに感じるし都合が良過ぎる。
事が起きて崩れたり疑われたりのやり取りは面白いけれど、単調でテンポも良くなくイマイチ盛り上がりに欠けた。
まさに毒を食らわば皿まで。悪事を重ねた男の行く末とは。
【賛否両論チェック】
賛:1度の過ちで名声を得た主人公が、その過ちを隠すために次から次へと悪事を重ねていく様子が、観ていて身につまされる。
否:展開はやや都合が良すぎる感がある。話の進み方も淡々としているので、眠くなりそう。
ふとした出来心から行った盗作で、一気に夢を叶えてしまった主人公が、その過ちをごまかそうとするあまりに、次々と悪事に手を染めていく様が、淡々とした中にも緊迫感満載で描かれていきます。「毒を食らわば皿まで」とは、まさにこのことでしょうか。
やがて取り返しのつかないところまで来てしまった主人公が下す、あまりにも切ない決断にも、因果応報とは思いつつも、考えさせられてしまう部分があります。
ストーリーはややご都合主義で、淡々としているので眠くもなりそうではありますが、他山の石とするのにふさわしい作品と言えそうです。
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