劇場公開日 2017年1月21日

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「まさに毒を食らわば皿まで。悪事を重ねた男の行く末とは。」パーフェクトマン 完全犯罪 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5まさに毒を食らわば皿まで。悪事を重ねた男の行く末とは。

2017年1月28日
PCから投稿

悲しい

知的

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:1度の過ちで名声を得た主人公が、その過ちを隠すために次から次へと悪事を重ねていく様子が、観ていて身につまされる。
否:展開はやや都合が良すぎる感がある。話の進み方も淡々としているので、眠くなりそう。

 ふとした出来心から行った盗作で、一気に夢を叶えてしまった主人公が、その過ちをごまかそうとするあまりに、次々と悪事に手を染めていく様が、淡々とした中にも緊迫感満載で描かれていきます。「毒を食らわば皿まで」とは、まさにこのことでしょうか。
 やがて取り返しのつかないところまで来てしまった主人公が下す、あまりにも切ない決断にも、因果応報とは思いつつも、考えさせられてしまう部分があります。
 ストーリーはややご都合主義で、淡々としているので眠くもなりそうではありますが、他山の石とするのにふさわしい作品と言えそうです。

映画コーディネーター・門倉カド