「まさに毒を食らわば皿まで。悪事を重ねた男の行く末とは。」パーフェクトマン 完全犯罪 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに毒を食らわば皿まで。悪事を重ねた男の行く末とは。
【賛否両論チェック】
賛:1度の過ちで名声を得た主人公が、その過ちを隠すために次から次へと悪事を重ねていく様子が、観ていて身につまされる。
否:展開はやや都合が良すぎる感がある。話の進み方も淡々としているので、眠くなりそう。
ふとした出来心から行った盗作で、一気に夢を叶えてしまった主人公が、その過ちをごまかそうとするあまりに、次々と悪事に手を染めていく様が、淡々とした中にも緊迫感満載で描かれていきます。「毒を食らわば皿まで」とは、まさにこのことでしょうか。
やがて取り返しのつかないところまで来てしまった主人公が下す、あまりにも切ない決断にも、因果応報とは思いつつも、考えさせられてしまう部分があります。
ストーリーはややご都合主義で、淡々としているので眠くもなりそうではありますが、他山の石とするのにふさわしい作品と言えそうです。
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