亜人のレビュー・感想・評価
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壮絶アクションに挑む役者たちの本気度が伝わってくる
冒頭からその容赦のない世界観が突き刺さった。主人公が幾度も体感する“死と再生”の感覚を目で感じ、亜人と呼ばれる能力者たちがリセットする際に壮絶な“痛み”が伴うことを、身を持って突きつけられるのである。この設定条件をうまく観客に提示した上で、すぐさま同じ亜人勢力による奇襲攻撃を投入。さらに彼らに対抗するために昨日の敵が今日の共闘者となっていく展開を中だるみせずにテンポよく抽出。その点はさすが『踊る』シリーズで鳴らした本広演出の真骨頂と言えるだろう。
さらに戦闘アクションも魅せる。とりわけ接近戦で炸裂する複雑な動線を伴うコレオグラフィーには、役者たちがそれぞれ限界まで自らを鍛え上げて撮影に挑んでいる様が伝わってくる。
完全なるフィクションとは思いながらも、ふとSNSで簡単に自らをリセットできるこの時代、実は亜人たちの感覚は現代人の中に少しずつ芽生えつつあるのではないかという思いすら感じた。
原作未読、役者ファン派としては満足
佐藤健さんが主演と聞いて見たのですが、敵役の綾野剛さんのアクションの切れ味が良すぎて手に汗握りながら見入ってしまいました。
政府が誂えた最強軍隊を1人(+補助)で鮮やかな手さばきで壊滅させる姿は圧巻です。
20年間人体実験のモルモットとして生かされてきただけあって、組織への憎しみと不死身という特性を生かした戦術の巧みさは半端じゃない! 丘を越え行こうよ♪を歌いながらママチャリを漕ぐ姿も不敵かつコミカルで好きです(笑)
主人公の佐藤健さんが演じる永井も非常に魅力的なキャラでした。 スレた若者的な立ち振る舞いがベースながらも民家に泊めてもらう礼に草刈りしてたり、医者を志したきっかけが妹だったり、情に厚い面も持ち合わせているのにグッと来ました。
「黒い幽霊」(cv宮野真守)との掛け合いも面白く、個人的には戸崎との車内での駆け引きのシーンが一筋縄ではいかない食えないキャラの演出として満点でした! 終盤に仲間の死を目前にした際の慟哭も良かったです。それと一人称が「僕」なのも推せるポイントです。
戸崎を守るために命懸けで戦う泉ちゃんもかっこよかったです。スーツを着た小柄な女の子がスタンド的な能力を駆使しつつ肉弾戦を繰り広げる画はかなり癖に刺さりました。BGMの「3.2.1」のカウントの後に始まる戦闘シーンは迫力と見応えが抜群でした。
最後の全裸オチ含めてかなり好きなので、来月のドリパス上映も観に行こうかと思案中です。
ここでも佐藤健VS綾野剛!!
るろうに剣心の時も敵同士だった佐藤健さんと綾野剛さんがまたしても対決!!!
設定が違うのでまたどんな展開になるんだろうと期待しつつ、でも実験とか普通に手を切り落とすとか何度も自死してリセットとか。。絵面がなんともエグいのでそこはきつかったです。ただ、再生出来る部分は鬼滅の刃の鬼とちょっと共通してると思いました。
大きい部位が残ってればそこから復活出来るのは凄い。
原作は未読なのであの亜人のお姉さんだけは何故実験させられずにいられたのが謎でしたが、主人公の妹を守ったりしてくれたので良かったです。
アクションも、綾野剛さんのワルっぷりも見応えある作品でした。
目が離せないとは、こういうことか。
久しぶりのアクション映画を見た。
ところどころ、CGが入っていても
違和感なく見れたんだけど、最後の
佐藤健のシーンでちょっと笑ってしまった。
内容は、わかりやすく、考えずに見れる。
キャストのアクションシーンには
それぞれ力を入れてることが伝わってくる。
これは、漫画かアニメの実写なのかな?
実写はあまり好きではないのだけど、
この映画はわりと最後まで楽しめた。
大好きな綾野剛が出ているからかもしれない。
主演は綾野剛さんかと思いました
原作は読んだことがありませんが、あらすじからしてマンガが原作だろうなぁと思いながら借りてみました。
幽霊同士の闘いや川栄さんの小柄なのにダイナミックなアクションなど、全体的には面白かったです!
ただ原作を圧縮しているからか、各キャラクターの深い部分が見えてこないのが残念。
まず佐藤健演じる永井は初めから優しく見えるけど、妹には冷たいって言われてて違和感。心配して来てくれてるし、その後も守ってるのに…。
それから玉山鉄二さん演じる戸崎と川栄李奈の関係は?戸崎には入院中の婚約者がいると言っていたけど、両想いに見える…。
最後に1番気になったのは、綾野剛さん演じる佐藤…声がちょいちょいアナゴさんに聞こえました(笑)役作りなんだろうけど笑ってしまった。主演よりも活躍していて主演又はW主演なのかと思いました!いい身体してる♡
まさにこの作品は邦画版『ダークナイト』だ!
主人公演じる永井圭(佐藤健)も勿論良かったが、1番注目してほしいのは佐藤演じる(綾野剛)だ!観ている観客の心を掴んだと言えざるおえない。何故悪役の彼がこんなにも魅力的なのかはやはり悪役の過去などを観客に見せることによって共感できるからなのではないのか。
原作通り彼は元軍人でもありゲーム好きだ、実写版でもちゃんとその描写は写している。アクションは個人的には今まで見た邦画のアクション映画では一番。綾野剛はこの作品に向けて筋肉のトレーニングと食事制限したらしい。それを見ていた佐藤健も真似をしたらしい笑
とにかくこの作品の1番の見所はSAT戦だ。ここまでアクションに凝った作品は数少ない。この作品に関わった関係者、キャスト、スタッフそして本広監督に拍手を送りたい。是非この作品を色んな人に見てもらいたい。
アクション物としては良作
アクションが臨場感あって素晴らしい!佐藤健はるろ剣を彷彿とさせる動きだし、川栄さんが意外と動けてびっくり!また、ラストのラストまで気を抜けない展開でよかった。
ただ、ストーリー性が微妙。2時間もない限られた時間で作るとなると、ストーリーを重視するか、アクションを重視するかどっちかになってしまうのはわかるんですけどね。
特に一番思ったのは、佐藤健はどうして人間側についたのか。私が彼なら一瞬で綾野剛につきますけどね…。妹を救いたかった!ならわからなくはないですが、終盤で綾野剛に問われた時、「お前が嫌いだからだ」って言ってたんで、うーん…?綾野剛が20年間人間に苦しめられたことを知っていたら、そういう言葉も出ないのではと思う。
アクション好きな方にはオススメです!クオリティー高いですよ!
詰め込みすぎー
アニメのみ見てます。 原作は未読。
永井圭は佐藤健で、まあまあですねー
佐藤は年が若くなったけど細い目がいい感じ。
喋りも寄せてきてるのかな。
私は合ってると思った。
アクションもキレてるし人物設定はまあ良いかな。
でもねー、ストーリーがはしょりすぎー。
細かいところは辻褄が合わないし、アクション頼みだよね。
妹の設定いるかなー?
アニメと違いすぎる。
佐藤の極悪さをもっと出して欲しかったー。
immoral sci-fi splatter
機内で時間潰しのために観ました。
原作は知らないのですが、話の流れが破綻していませんか?
誰にも感情移入できませんし、誰も応援したいとは思えませんでした。ほら感動して!と取って付けたようなシーンも白けました。
映像としては、とにかく過激なガンアクションを撮りたかったんだろうな…と。でも標的が大量の一般人ではスカッとするも何もありません。20年人体実験を受けていたからと言って大規模テロが正当化される訳ではないでしょう。亜人研究所の非人道的研究を世界に公表して世論を煽り、亜人の人権獲得を図ればいいだけのこと。飛行機がビルに突撃して佐藤が笑っているのは、洋画で原爆シーンに外人が大喜びしているのと同じくらい不愉快です。
リセットしてやり直せないから、人生を大事に生きないといけないのだと思います。
社会に不満を抱え、ゲームのように見知らぬ人を殺しまくってスッキリしたいというアブナイ発想を際立たせたかのような、非常に残念なスプラッター映画でした。
アクションは見応えあり
今更ながらDVDで視聴
冒頭のコンパクトさ、漫画では必要な部分を都合上カットしてるのは英断だった。原作を読んでいる人からすれば知っている事だし、初めて観る人にも「スペクタクル」よりも亜人が受けている凄惨な「リアル」が伝わるシーンから始まるのは面白い構造だ。
アクションシーンは格闘技的な攻防は無いものの、派手で大きな動きとガンアクションは見応えがあった。
中盤の本広節(地上波のスペシャルドラマの様な、必要な知識を登場人物がベラベラ喋って解説してくれる)に辟易としたし、主人公ケイの人物像が映画時間内では伝わりづらいこと、盛り上がってるのが佐藤さんだけなことも相まってイマイチテンションが上がらないままクライマックスのアクションシーンを観ていた。
原作の良いところを上手いこと押さえて見せてくれた作品なので、これで原作を読む人は増えたんだろうな〜と思いながらエンドロールを迎えるが、曲のあまりのダサさにすぐにディスクを取り出した。なんだったんだアレは。
終わり無き戦いにどうケリをつけるか?
DVDで鑑賞。
原作は未読、アニメ版も未見です。
死なない者同士の戦いにどうやってケリをつけるんだろうと、公開当初から気になっていましたが、映画館に観に行けなかったのでようやくの鑑賞となりました。
佐藤健のアクションは「るろうに剣心」を経てさらに洗練され、流石のキレに惚れ惚れとしました。突然亜人になってしまった者としての苦悩も上手く表現出来ていましたし、佐藤との対決に赴く姿がとにかくカッコ良かったです。
佐藤役の綾野剛も絶品。全身から発散する怒りと狂気が、常に薄笑いの表情と共に画面から溢れ出て来る様でした。「仮面ライダーファイズ」の時よりもパワーアップした怪人具合に、懐かしくなると同時にビッグになったなとしみじみ…
他の出演者のアクションも見逃せませんでした。特に川栄李奈の戦いぶりは、MCUのブラック・ウィドウを髣髴とさせました。小柄ながらも激しいアクションをこなしていて圧巻でした。AKB48時代のダンス経験が活きているのかも…
死んでも生き返る亜人同士のエンドレス・バトルが本作最大の観どころ。VFXを駆使したアクションに興奮しました。
まさに「Dead and Alive」な戦いの連続にハラハラ・ドキドキ。大怪我を負っても自殺すれば生き返って元通りとは…
対抗手段としては麻酔で眠らせてから拘束するしかありません。確かにそれしか手立ては無いよなぁ、と納得(笑)。
マジョリティーとマイノリティーの問題が亜人同士の戦いとして比喩的に描写されている気がしました。
現実の戦いはきちんと終わりを迎えて欲しいと祈るばかりですが、果たしてどうケリをつけるか?
とても大きく、難しい課題だと思いました。
[余談1]
激しいアクションと流血の応酬の中、主人公の妹役の浜辺美波の可憐さに癒されました。彼女の存在は血生臭い物語に一服の清涼感をもたらしてくれているようで、いてくれてありがとうと心の底から思いました。何よりかわいいからなぁ…(笑)。
[余談2]
監督が本広克行なので他作品とのリンクが無いかなと思っていたら、SATの中隊長役で高杉亘のお姿が!―ちゃんと短波無線機を持っていて、細かい遊び心に嬉しくなりました。
※修正(2023/03/22)
案外面白かった
原作と少し違う点はあったが、楽しむことが出来た。実写化にありがちな違和感がとにかく少なかった。
佐藤健も綾野剛もはまり役だし、川栄李奈と浜辺美波の可愛いさも見所で、良い映画。
是非、見ることをオススメしたい。
なかなか良く出来ていた
亜人の漫画もアニメも拝見してから映画を見ました。
原作と所々違うところはありますが、ギュっと詰めた割に、面白かったです。
漫画を見てない人からしたら、どんどん話が進んでしまうため、わかりづらいところもあるかもしれませんが、漫画を読んでる方だったら、スピーディに進んでも理解できるため、平気かと思われます。
詳しくやってくれよと思う方にとっては、不満な作品かもしれません。
戦闘シーンが素早く迫力があり、打ち合いのシーンの佐藤さんは機敏ですごかったですね。
喋り方とかもアニメの声優さんの話し方に似せてる感がありました。
感情のない冷たい永井の役に、佐藤健さんは合ってた気がします。
佐藤さん役の綾野剛さんはちょっと原作より若すぎると思いましたが、役柄のために鍛えた肉体が素晴らしかったです。
ラストで手だけを残していた永井が最後再生した時の佐藤健さんの胸筋も素晴らしかったです。
トータル映画として見ても楽しめた作品でした。
まぁやはりアニメ、漫画の方が断然面白いのは間違いないです。
悪くないが、記憶に残らない
原作を読んで覚えてる事が少なかった分、映画化しても特に気になる部分は無かった。
アクションシーンは頑張っている方だと思う。
亜人の身体の仕組みが死ぬと身体を再生して生き返ると言う事と黒い煙のような幽霊(笑)を出して操れる事。
しかし、兄が亜人で妹は普通とかよく分からん。
現実に亜人が居れば、人権無視の人体実験など当たり前にやるだろうとは思う。
佐藤の怒りも分からないではない。
深く掘り下げる程の尺がないから、この作りで充分とは思う。
アクション映画好きなら、そこそこ楽しめると思います。
ラストはあんなもんだろうと思うが、再生する事の使い途がアレってほぼ物質転送だよね?
1番最後だけはどうも違和感が残りましたが、それ以外はとても面白かっ...
1番最後だけはどうも違和感が残りましたが、それ以外はとても面白かったです。
原作は読んでいないですが、知らなくとも興奮します。原作もきちんと読んでみようと思います。
"死なない"体のアクションが新感覚で、多少グロさもありますが死を繰り返しながらも、相手に勝つための頭の良い戦闘シーンが観ていて楽しく、見どころです。
悪者の佐藤もカッコイイと思っちゃいますし、BGMも流れるタイミングが最高に興奮します。
最初に観たときは、川栄ちゃんが演じる下村が実は…のシーンが驚き見入ってしまいました。
続編の予定はあるんでしょうかね?
アクションが良い
新人類の亜人。
日本国内3人目の保護は研修医の永井圭。
保護とは名ばかりで厚労省の研究所で監禁され実験用の検体となりリセットを繰り返されていた。
亜人を認め自治区に東京都を要求する亜人の佐藤と厚労省の戦い。
永井は佐藤の誘いを断り厚労省側に付く。
不死身の亜人は無敵。
傷を負い体力が落ちると自らリセットし再生する優れた能力を持つ亜人。
厚労省は睡眠薬を打ち眠らせ捕獲する作戦に出るが上手くいかない。
最後は亜人vs亜人
亜人の能力をふんだんに使うアクションシーンは見応えあり。
亜人になりたい!
原作とは大きく違うけど
面白かった!
原作は読んでるけどうろ覚え
なので違いとか多く語れない
原作をベースによりシンプルにアクション重視に、永井戸崎たちVS佐藤田中に仕上げており、登場人物やエピソードも原作から大幅に削ってある。
これは良いことだと思う。ダラダラと描くよりもアクションエンターテイメントとしてのシンプルさにかけた結果そちらの作品として成功している(より色々読みたい知りたい方は原作へと誘われるわけだし)
亜人判明からの逃亡劇や他の味方などの登場人物が居ない分、初見の人でも分かりやすいと思う。
下手な過去パートに時間を割いてないのも効果的。
佐藤は原作とは年齢から何から大きく変わっており、この辺は賛否あるだろうが、実写映画の亜人としては成功の部類かと。
怪しい読めない感じは出てたし、虐殺していくアクションシーンも見応えのある感じで、佐藤の凄さが体感出来る。
永井のキャラも原作よりも(恐らく)共感しやすかったりするし、妹との関係性は原作よりも温かみを感じる仕上がりに。
原作にあったビルでの決戦は特徴的な作戦は再現されてたし、よかったと思う。
しいていうならただの研修医の割には戦闘出来すぎじゃね?とかそういうツッコミはあるけども、面白かったので良しとする。
川栄李奈や城田優のアクションもビジュアルこそ原作ファンからすれば何か言いたいこともあるのかもしれないが、見応えのあるアクションシーンで好印象。
原作とはかなり変えてあるし、ファンからすれば文句があるのかもしれないが、亜人を使ったアクションエンターテイメントとして満足でした。
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