「原作未読、役者ファン派としては満足」亜人 ヨモさんの映画レビュー(感想・評価)
原作未読、役者ファン派としては満足
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佐藤健さんが主演と聞いて見たのですが、敵役の綾野剛さんのアクションの切れ味が良すぎて手に汗握りながら見入ってしまいました。
政府が誂えた最強軍隊を1人(+補助)で鮮やかな手さばきで壊滅させる姿は圧巻です。
20年間人体実験のモルモットとして生かされてきただけあって、組織への憎しみと不死身という特性を生かした戦術の巧みさは半端じゃない! 丘を越え行こうよ♪を歌いながらママチャリを漕ぐ姿も不敵かつコミカルで好きです(笑)
主人公の佐藤健さんが演じる永井も非常に魅力的なキャラでした。 スレた若者的な立ち振る舞いがベースながらも民家に泊めてもらう礼に草刈りしてたり、医者を志したきっかけが妹だったり、情に厚い面も持ち合わせているのにグッと来ました。
「黒い幽霊」(cv宮野真守)との掛け合いも面白く、個人的には戸崎との車内での駆け引きのシーンが一筋縄ではいかない食えないキャラの演出として満点でした! 終盤に仲間の死を目前にした際の慟哭も良かったです。それと一人称が「僕」なのも推せるポイントです。
戸崎を守るために命懸けで戦う泉ちゃんもかっこよかったです。スーツを着た小柄な女の子がスタンド的な能力を駆使しつつ肉弾戦を繰り広げる画はかなり癖に刺さりました。BGMの「3.2.1」のカウントの後に始まる戦闘シーンは迫力と見応えが抜群でした。
最後の全裸オチ含めてかなり好きなので、来月のドリパス上映も観に行こうかと思案中です。
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