「予告編で充分」亜人 MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
予告編で充分
原作未読。
予告編がカッコ良かったんで空いてる頃見計らって鑑賞。で、久々に後悔。公開ひと月足らずで夕方1回のみの上映になってたわけだわ。日曜だってのに客俺入れて3人(笑) これから観たいと思ってる方は高いレビュー評に惑わされないで下さい。この状況が現実です。
アクションは良かった。音楽カッコ良かった。役者は頑張ってた。編集も上手かったと思う。が、それらを台無しにするヘボ演出。タイトル通り予告編を超える見せ場もまるで無いし。
ベテラン勢の演技が大根にしか見えないのは間違いなく演出のせい。観ててキツかった。今日び「ハッハッハ!」ってひとり笑いする悪役が出て来るなんて…。昭和の大映ドラマかよ!寒過ぎて鳥肌出たわ。
あとツッコミ所満載の穴だらけの脚本。
以下、野暮を承知で。
亜人を20年以上研究してるのに主人公の手足切ったりしなきゃ駄目なの?厚生省の研究員てバカなの?
何故毒ガスが社長室に!?
製薬会社の前まで車で行けちゃうの?テロリスト来るの判ってて検問もしないの?
なんで会社は通常営業なの?
戦闘のプロが素人に作戦丸投げなの?
「俺の側を離れるな」ってお前が行けって言ったんじゃねーか(笑)ギャグなの?
途中でネタバレしてちゃ主人公死んでないのミエミエでしょ。客舐めてんの?
医学生がなんでこんなマッチョなの?
てか毒ガス何処いった?
最後はフラッシュゴードンと同じオチかよ(笑)
まあ他にも挙げればキリが無さそうだが、コレだけ穴が気になったのは演出がダメな証左だ。演出が上手ければ脚本の穴なんて気にならないもんだ。
久々に少林少女思い出した(笑)
多分二度とこの監督の映画を劇場で観ることはない。
大内貴仁のアクションは良かったんで、続編作るなら監督交替してください。