「実写化作品では今年一番」亜人 ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
実写化作品では今年一番
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まず脚本がいい。原作の無駄な部分を削って、上手く研究所脱走編と厚生労働省壊滅編とフォージビル襲撃編を繋げ、最初、中盤、最終章と上手いこと差別化ができていたとおもう。
最初の永井圭の逃走の部分をオールカットしたのはとてもよかった。アニメでもそんなに面白くない部分だったし、アクション満載の娯楽映画にしようと思ったら、省かなくてはいけない部分だからだ。
断頭のはなしがカットされていたのがショックだったが、最後の結末を見て納得。あの結末にするためには永井圭に断頭(亜人の死)の概念を教えていては物語が繋がらなくなるからあえて削ったのかと感心。
ただ、佐藤の目的が復讐になってたのはいただけない。あれで佐藤の異常さが減点されてるように感じた。ただ、綾野剛の演技はさすが。期待通りのできだった。
ただ、永井圭のキャラ設定と演技が一個もあってなかった。全然冷徹じゃねぇじゃん。せめて、妹の口から兄の本性を告白するシーンを出してほしかった。
総じて、アクションと脚本、選曲、カメラワーク、演技(綾野剛)がとてもよかった。
最初の研究所脱走編で永井圭と佐藤と政府の対立構造を分かりやすく説明し、原作未読の人には少し不親切なくらい説明を削ってだけど、原作ファンからしたら、あれでよかったように思う。
あとヒカキンはいらない
原作を読んでから見ることをお勧めします。
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