「ジョジョとジョンウィックのハイブリッド」亜人 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョジョとジョンウィックのハイブリッド
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「亜人」見て参りました。本広作品は一瞬たりとも面白いと思ったことがないけど、評判が良かったので鑑賞。結論から申しまして、すごく面白かった。アクションシーンやCGは、日本映画史でも屈指ではないでしょうか。本広作品としても個人的にはトップです。
まずなによりアクションが素晴らしいです。「ジョジョの奇妙な冒険」と「ジョン・ウィック」のハイブリッドという印象です。分身同士の格闘は迫力があるし、ガンと格闘を繰り出す綾野剛の立ち回りはしびれます。ハイライトは厚労相前での対SAD戦。ジョン・ウィックを参考にしてるような銃撃戦と接近戦。そのほかの戦闘シーンも、すべて違う見せ方を凝らしてあった飽きません。
ただ、必ず生き返る亜人同士の戦いは、いったいどこがゴールなのかが不明です。首を切り落としたりしたら亜人は死ぬのでしょうか??
何度でも生き返る亜人の設定を活かす話運びも秀逸です。綾野剛が生き返る時間を城田優が作るSAD戦はもちろん、腕から再生する流れは感心しました。そう来るか!
話運びは、少し綾野剛の説明セリフが多い印象です。だーれも聞いてないのに延々と1人で話してたりするのは興ざめです。
総じて、かなり面白い映画です。100点満点なら80点は超えるでしょう。
邦画には珍しい本格アクション映画として、かなり高いレベルだと思います。
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