「テンポの良さとアクションが楽しい作品」亜人 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
テンポの良さとアクションが楽しい作品
『死ぬことができない』という特殊能力を持った亜人。
「なぜ、彼らは死なないのか」を究明するために、人間から人体実験を繰り返し行われた彼らは、人間に恨みを抱くようになり、反乱を起こすが、中には、人間と共存しようとする者も登場する。
やがて、亜人同士が争い合うようになる
私としては、完全にX-MEN とダブらせて観ていたけど
その途中で、亜人の分身が登場してきて、この分身の存在こそがX-MEN とは違う、この作品の持つ個性で、そこが面白かった。
正直、日頃からハリウッド映画ばかり観てると、どうしても、アクションシーンや、CGに物足りなさを感じてしまうけど、
それでもテンポよく展開するアクションは楽しかったし、ゲームのバトルシーンを観てるような楽しさがあった。
何度殺しても死なない「亜人」が象徴するのは「命の重さ」
「人に殺される」という苦しみを何度も負わされたことで、亜人が人間に恨みを持つようになり、人間の命を軽く見るようになる
ただ、この映画は、彼らが象徴する、その「命の重さ」より、人を楽しませるエンターテイメント性を重視してしまったところが、物足りなかったところだった
テンポの良いアクションは面白かったけど
もうちょっと、深みが欲しかったかなぁとも思う。
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