劇場公開日 2017年5月27日

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光(河瀬直美監督)のレビュー・感想・評価

全83件中、81~83件目を表示

0.5暗闇に委ねる

2017年5月28日
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鑑賞方法:映画館

印象的なカット、強調される環境音が光に照らされていた。 ただ、音声ガイド以外のシーンでも過剰なまでに表情の一部をクローズアップの長回しで撮り続けており、演出とはいえ行間を読み取らせる誘導がそれこそ押し付けがましく思えた。 また、視覚障害者の方が御自分の言葉で話されているシーンが印象的な分、小市氏以外の役者の台詞回しが浮いている。 それから、雅哉と美佐子の関係の変化が思春期の様に性急である事や前半の美佐子の常識の無い行動・言動から、成長材料を示す描写は多々あるが、それでも納得いなかった。 しかし結末は大変美しく、まさか上映中に目を瞑る事になるとは思わなかった。 映画制作に携わった人間ならば、受け手に伝わらなくとも自己責任として処理ができる。 また、観客ならば誤解や誤読をしたとしても、それは受け手の特権であり間違いでは無い。 しかし音声ガイドは、他者の作品を自らの言葉や文法を通して受け止められるのだから、「正解など無い」と逃げる事が許されない。 心の底から彼等を尊敬する。 さて、彼には一体どの様な光が見えたのだろうか。 少なくとも映画を愛する我々にとっては、暗闇の中スクリーンに映される全てが希望の光である。

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たろっぺ

5.0余韻、半端なし。

2017年5月27日
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鑑賞方法:映画館

ずっと、胸が苦しかった。 台詞、表情、間合い。こもれ日、夕景の山並み、錆びた手摺り。雅哉の視界、選び抜かれた言葉、寄り添う音楽。すべてが刺さってくる。 涙を流したままにしようとすれば、声まで洩れそうだった。 永瀬が、カンヌでスタンディングオベーションを受け、感極まってうずくまってしまったのも納得の出来だった。 しかし参った、あそこで「光」と言うか。余韻、半端なしだわ。 光は、美佐子にとっては「生きていく希望」なのだろうが、人によっては「生きてきた証し」でもあるのだろう。 水崎綾女、河瀬監督もいい役者を見つけたものだ。 なお、アップの多用とハンディ使用のため、集中しすぎると酔いそうです。ふだんお好みの席よりもやや後ろの席での鑑賞をお勧めします。そして、五感を総動員して、想像してください。今まで見落としていたものに気付かされ、人を愛おしいと思う気持ちがあふれてくるでしょう。

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栗太郎

4.0不思議な感覚になりました。

2017年5月27日
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鑑賞方法:映画館

映画の素晴らしさを違う角度から感じられました。 皆さんも是非劇場でご覧ください。

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かん