「確かにGIS」ゴースト・イン・ザ・シェル saburlnさんの映画レビュー(感想・評価)
確かにGIS
全体的に攻殻機動隊してた
押井映画版を軸にS.A.C.の要素もいれつつの脚本で、分かりやすくはあったが、攻殻機動隊の初見に優しくない情報量や独自用語が飛び交うって感じはなかった
キャストのヴィジュアルがどうしても過去作と解離が大きいが、吹替版だと田中さんや大塚さんの声がキャラ認識を助けてくれるのでオススメ
街並みの映像は実写の説得力があった。攻殻機動隊ぽさもありつつ、ブレードランナーリスペクトを感じる
アメリカ本国ではスカヨハが少佐役で人種問題に火がついたみたいだけど、最後まで見れば問題ないとわかる。まして攻殻機動隊なら
気になった点は、たけしの滑舌が非常に悪く、英語字幕(劇中で皆英語のなかたけしだけ日本語を話すため英語字幕が出る)でセリフの確認が必要なこと(笑)
あと、桃井かおりが出るが、彼女は英語で演技しているため吹替えとなっており、日本人としては声に違和感を感じる
少佐や世界観の設定により、葛藤する内容が押井版とは少し違うが、そこが攻殻機動隊のひとつ大事なとこだと思ってるので、少し残念
ただ、過去作オマージュもちょこちょこあり、攻殻機動隊という作品群への愛を感じる
途中、イノセンスのように退屈さも感じるが、全体的に攻殻機動隊してたし、納得できる出来だったと思う
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