「思ったよりは攻殻」ゴースト・イン・ザ・シェル なもしさんの映画レビュー(感想・評価)
思ったよりは攻殻
思ったより攻殻機動隊してました。
無地をベースに2ndGIGをミックスしたようなストーリーで、見たことがある方ならすんなり飲み込めるかと思います。
初見の方にはシーン間のつながりの不自然さや、よくわからない展開にポカンとすることもあるかも知れません。
大きな改変部分は、少佐が初の全身義体化の成功例ということ、ニセの記憶を刷り込まれ、本当の記憶を求めていくことがメインプロットになっていることです。
少佐のアイデンティティについては、根底に流れているくらいが丁度いいと思うのですが、全面に押し出されていて、ストーリーが薄っぺらくなってしまっています。
ビートたけしと桃井かおりは正直浮いていると思います。
政治ドラマの色は薄めなので、荒巻はすごいキャラになってます。
総合的にみると、攻殻機動隊のキモは抑えていますし、映像は素晴らしいので、ファンなら見て損はありません。
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