「ジャパニメーションの傑作『GHOST IN THE SHELL攻殻...」ゴースト・イン・ザ・シェル よねさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャパニメーションの傑作『GHOST IN THE SHELL攻殻...
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ジャパニメーションの傑作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』のハリウッド実写化。人体をサイボーグ化することが一般化した近未来。サイバーテロ対策組織の公安9課を率いるミラ・キリアン少佐は腹心の部下バトーと共にロボティクス企業ハンカ社の技術を破壊しようとするテロリスト達を追うが、謎の男クゼと出会い、少佐は自らの記憶に疑いを持つ。
そもそもの世界観がさながら『銀河鉄道999』、僅かな記憶を残した大脳以外は全てサイボーグの少佐は『ロボコップ』風、『ブレードランナー』を彷彿とさせるサイバーパンク臭溢れる街並を走る車はロータス・エスプリやセリカXX辺りのカスタム仕様、ということで近未来の話なのに70〜80年代SFへのオマージュだらけで妙に懐かしい雰囲気。原作の草薙少佐がなぜミラ少佐なのか?という疑問への回答をキッチリ用意した後に訪れる上述の作品群へのリスペクトに満ちたクライマックスもいい感じで、同窓会に出席したようなまったりとした高揚感のある味わい深い作品。ゆえに上記作品群に触れていない人達には妙に古臭いSFだと感じてしまうかもです。
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